クーポンコレクター問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/24 02:32 UTC 版)

クーポンコレクター問題(クーポンコレクターもんだい、英語: Coupon collector's problem)とは、確率論における「全てのクーポンを集めると何らかの特典が得られる」場合に、何回クーポンを引けばよいかという問題である。「クーポンコレクター」と表現しているが、ソーシャルゲームで問題視されたコンプリートガチャをはじめ、トレーディングカード、カプセルトイ、ブラインドパッケージの食玩などで全種類を集める(コンプリートする)場合にも適用できる問題である。そのため、日本においては「食玩問題 」[1]とも呼ばれる。
具体的には次のような問題である。
- 壺の中に n 種類の異なるクーポンが入っている。1回の試行で壺の中から1枚クーポンを引き、引いたものと同じ種類のクーポンを壺の中に戻すものとする。n 種類(全種類)のクーポンを集めようとしたとき、 t 回以上の試行回数が必要となる確率はいくつだろうか?
別の言い方をすると次のようになる。
- n 種類の異なるクーポンがあるとき、各種類のクーポンを1回以上引くまでに、何回クーポンを引けば良いか?
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