クートとは? わかりやすく解説

クート

名前 Coote; Coot

クート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/29 14:24 UTC 版)

クート

الكوت
モスク
クート
北緯32度30分20秒 東経45度49分29秒 / 北緯32.50556度 東経45.82472度 / 32.50556; 45.82472座標: 北緯32度30分20秒 東経45度49分29秒 / 北緯32.50556度 東経45.82472度 / 32.50556; 45.82472
 イラク
ワーシト県
人口
 • 合計 374,000人
テンプレートを表示

クート (アラビア語: الكوت) は、イラクの都市であり、ワーシト県の県都である。イラク東部、チグリス川の左岸に位置し、首都バグダードからは160㎞ほど離れている。2003年の推定人口は約374,000人である[1]。長くクート県として知られていた県の県都でもあるが、県名は1960年代にワーシト県に改名されている。第一次世界大戦時にはクートの戦いが起き、激戦地となった。

旧市街

クートの旧市街はチグリス川がUの字型に大きく湾曲した部分に存在し、半分島のような状態になっているが、細い陸地で岸とつながっている。クートは何世紀にもわたってこの地域のじゅうたん貿易の中心地であった。クート周辺は肥沃な穀物栽培地域が広がっている。2003年のイラク侵攻時に略奪されたバグダード原子力研究施設は、クートの近くに位置している。

クート堰

クート堰英語版は、周辺地域に灌漑用水を提供するために、1930年代に市内に建設された。は道路の役割も果たし、またチグリス川を行きかう船のための閘門の役割も果たしているが、主目的はGharraf用水に水を供給するため、チグリス川の水位を高く維持することである。1952年には26,440ヘクタールの土地がGharraf用水から灌漑されており、この新たな農地のうち14,080ヘクタールは土地改革プログラムの一環として、小規模農家に分配された。これらの農家には耕地に住む義務が課せられ、家族ごとに10ヘクタールが分配された。2005年には、クート堰とGharraf用水が300万ドルをかけて改修された。

クート堰

クートの戦い

クートは第一次世界大戦時にはクートの戦いが起き、激戦地となった。バスラから北進してきたチャールズ・タウンゼンド率いる英国メソポタミア遠征軍は1915年9月26日にクートに到着し、さらに北進してクテシフォンへと向かったが敗北して、再びクートへと撤退していた。これを追うオスマン帝国軍は、1915年12月7日にドイツコルマール・フォン・デア・ゴルツの指揮の下、クートの包囲を開始した。英国騎兵ジェラルド・リーチマンらは包囲からの脱出に成功したものの、タウンゼンドをはじめとする大多数の兵は包囲下からの脱出に失敗し、1916年4月29日についに降伏した。降伏した兵士らはオスマン帝国の降伏まで重労働を課せられ、半数以上が死亡した。後に体勢を立て直した英国は1916年12月に再侵攻を開始し、1917年2月23日にはクートを奪回した。

脚注

  1. ^ Homepage of The New Iraq”. IraqCoalition.org (2008年11月8日). 2012年4月28日閲覧。

外部リンク


「クート」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「クート」の関連用語

クートのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



クートのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのクート (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS