ギルバート・ド・クレア_(第5代グロスター伯)とは? わかりやすく解説

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ギルバート・ド・クレア (第5代グロスター伯)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/25 08:42 UTC 版)

ギルバート・ド・クレア
Gilbert de Clare
第4代ハートフォード伯
第5代グロスター伯
ギルバート・ド・クレア。テュークスベリー修道院のステンドグラスのデザイン。
在位 ハートフォード伯:1217年 - 1230年
グロスター伯:1225年 - 1230年

称号 第7代クレア領主
第7代トンブリッジ領主
第6代カーディガン領主
初代グラモーガン領主
出生 1180年
イングランド王国ハートフォード
死去 1230年10月25日
フランス王国ブルターニュ
埋葬 イングランド王国、トンブリッジ修道院
配偶者 イザベル・マーシャル
子女 本文参照
家名 クレア家
父親 第3代ハートフォード伯リチャード・ド・クレア
母親 アミス・フィッツウィリアム
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第4代ハートフォード伯および第5代グロスター伯ギルバート・ド・クレア(Gilbert de Clare, 1180年 - 1230年10月25日)は、第3代ハートフォード伯リチャード・ド・クレアの息子で、父よりクレア家の領地を継承した。また、母アミス・フィッツウィリアムよりグロスター伯領およびセント・ヒラリー領を、先祖に当たるロアイーズ・ジファールよりクレア家が獲得していたジファール家領の一部を相続した。1202年6月、ノルマンディーのアルフルールとモンティヴィリエの領地を与えられた[1]

生涯

1215年、ギルバートと父リチャードは、マグナ・カルタの代表者の一員となり、第一次バロン戦争フランス王太子ルイを支持し、造反諸侯軍に加わりリンカーンで戦った[1]。1217年にウィリアム・マーシャルの捕虜となり、その後、ウィリアムの娘イザベルとイザベルの17歳の誕生日である10月9日に結婚した[1]

1223年、彼は義兄ウィリアム・マーシャルに同行してウェールズ遠征に参加した。1225年にはヘンリー3世によるマグナ・カルタの確認に同席した[1]。1228年にはウェールズに対する軍を率いてウェールズ貴族モーガン・ガムを捕らえたが[2]、翌年釈放した。

その後、ギルバートはブルターニュ遠征に参加したが、ペンローズへの帰途にブルターニュ公領で亡くなった[1][2]。遺体はプリマス、クランボーンを経由してテュークスベリーに運ばれた。彼の紋章は、金地に赤の3本のシェブロンである。

子女

ギルバートはイザベル・マーシャルとの間に6子をもうけた[1]

  • アグネス(1218年生)
  • アミス(1220年 - 1287年) - 第6代デヴォン伯ボールドウィン・ド・レッドヴァースと結婚
  • リチャード(1222年 - 1262年) - 第6代グロスター伯
  • イザベル(1226年 - 1264年) - 第5代アナンデイル領主ロバート・ド・ブルースと結婚
  • ウィリアム(1228年 - 1258年)
  • ギルバート(1229年生)
  • ペトロニラ(1230年頃 - 1320年) - キャノンリー女子修道院長(1318年)。アシュリーのジョン・セントジョン(1303年没)と結婚した。ジョンはスタントン=セントジョンのロジャー・セントジョン(1265年没)の弟で、ジョン・デスペンサーの異母兄である。彼らは反乱後に領地(スタントン=セントジョン、ラゲハム、スワローフィールド)を獲得したが、イーヴシャムの戦いの後、その領地は没収された。このジョン・セントジョンは妻を通してデヴォンのインストウを所有した。

未亡人となったイザベルは後に、プランタジネット家のローマ王兼コーンウォール伯リチャード・プランタジネットと結婚した。

紋章

脚注

参考文献

イングランドの爵位
先代
リチャード・ド・クレア
ハートフォード伯
1217年 - 1230年
次代
リチャード・ド・クレア
爵位創設 グロスター伯
1225年 - 1230年



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