キンモ・イナネンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > キンモ・イナネンの意味・解説 

キンモ・イナネン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/06 03:56 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

キンモ・イナネン(Kimmo Albin Innanen、1937年3月12日-2011年8月3日)は、フィンランド系カナダ人の天体物理学者である。

初期の人生と教育

カナダのカークランド・レイクで生まれ、トロントで育った。母語はフィンランド語である。トロント大学で航空学の学位を取り、その後、1960年にウォータールー大学応用数学の修士号、1964年にトロント大学で博士号を取った[1]

研究

1966年にヨーク大学物理学部に移籍し、天体力学、銀河動力学、より最近には太陽系小惑星等について研究し、100報以上の論文を書いた[1]。1990年、セッポ・ミッコラとともに火星のトロヤ群の存在を予言し、後に発見された[2]。1997年には、地球の最初の共軌道天体であるクルースンの発見に関わった[3]。1986年から1994年まで、科学部局長を務めた[1]

名誉等

1995年にトゥルク大学から名誉学位を受けた[1]。1941年にリイシ・オテルマが発見した小惑星イナネンは、彼の名前に因む[4]

出典

  1. ^ a b c d Kimmo Innanen (1937 - 2011) | American Astronomical Society”. aas.org. 2016年6月15日閲覧。
  2. ^ Schmadel, Lutz (2003-08-05) (英語). Dictionary of Minor Planet Names. Springer Science & Business Media. ISBN 9783540002383. https://books.google.com/books?id=VoJ5nUyIzCsC. 
  3. ^ Wiegert, Paul A.; Innanen, Kimmo A.; Mikkola, Seppo. “An asteroidal companion to the Earth”. Nature 387 (6634): 685-686. doi:10.1038/42662. http://www.nature.com/doifinder/10.1038/42662. 
  4. ^ JPL Small-Body Database Browser”. ssd.jpl.nasa.gov. 2016年6月15日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  キンモ・イナネンのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「キンモ・イナネン」の関連用語

キンモ・イナネンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



キンモ・イナネンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのキンモ・イナネン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS