キングピン傾角
前輪を前から見たときの、キングピン軸が鉛直線となす角をいう。キングピン軸の上方が内側に傾く方向が正(+)で、普通7~13度である。キングピン傾角の大きさはキングピンオフセットの設定でほぼ決まる。FF車の場合、ゼロあるいはネガティブキングピンオフセットを採用するために、必然的にキングピン傾角が大きくなる。キングピン傾角が大きいと、転舵時に車体を持ち上げることになり、これがハンドルをもどそうとする復元力になって、ハンドルの手応えを増す。また大舵角時のポジティブキャンバー角が増える。
参照 キングピンオフセット、キングピン軸キングピン傾角と同じ種類の言葉
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