オープンソースハードウェア協会

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オープンソースハードウェア協会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/02/27 16:13 UTC 版)

オープンソースハードウェア協会

略称	OSHWA
設立	2012年 (13年前) (2012)
設立者	アリシア・ギブ (Alicia Gibb)
種類	非営利団体
目的	オープンソースハードウェアアドボカシー
取締役会	https://www.oshwa.org/about/board-members/[1]
ウェブサイト	oshwa.org
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オープンソースハードウェア協会（オープンソースハードウェアきょうかい、英: Open Source Hardware Association、OSHWA）は、オープンソースハードウェアを推進する非営利団体である^[2][3]。TAPR Open Hardware License（英語版）、CERNのオープンソース開発グループ、Open Source Initiative（OSI）などの他の団体と積極的に協力しながら、あらゆる種類のオープンソースハードウェア活動の拠点として機能することを目指している。また、多様性やインクルーシブ・ランゲージ（英語版）の推進にも積極的に取り組んでいる^[4][5][6]。

歴史

OSHWAは、大学院在学中にオープンハードウェアサミットに取り組んでいたアリシア・ギブ (Alicia Gibb)によって2012年6月に設立された^[7]。OSIとの商標に関する議論の後^[8]、2012年にOSHWAとOSIは共存協定を締結した^[9]。

オープンソースハードウェアサミット

オープンソースハードウェアサミット (Open Source Hardware Summit) は、OSHWAが毎年異なる場所で開催するオープンハードウェアコミュニティ向けの年次集会である。サミットでは、さまざまな講演者によるオープンハードウェア分野のプロジェクトや開発のプレゼンテーションが行われる^[10]。OSHWAは、女性、LGBTA+、その他のマイノリティがオープンテクノロジーに積極的に参加することを奨励するために、サミットの費用をカバーするAda Lovelace Fellowshipを提供している^[11]。2024年のオープンハードウェアサミットは、2024年5月3日、4日にカナダのモントリオールにあるコンコルディア大学とlespacemakerで開催された^[12]。

オープンソースハードウェアの認定

2016年、OSHWAはオレゴン州ポートランドで開催されたオープンハードウェアサミットでオープンソースハードウェアの認定プログラムを発表した^[13]。この認定は、オープンソースハードウェアの製造元が自社製品がオープンソースコンプライアンスの統一された明確な基準を満たしていることを示すためのシンプルなプロセスを提供することを目的としている^[14]。

脚注

1. ^ “Board Members”. Open Source Hardware Association (10 April 2012). 19 April 2017閲覧。
2. ^ “What Is Open Source Hardware And Why Should You Care?”. fossbytes.com (15 October 2016). 2023年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月28日閲覧。
3. ^ “Rehab Addict's Nicole Curtis and Hackers Agree : Open Hardware Rules”. Huffington Post (2 October 2016). 2025年2月28日閲覧。
4. ^ “A Resolution to Redefine SPI Signal Names”. Open Source Hardware Association. 4 October 2021閲覧。
5. ^ “How to Write a Code of Conduct”. Open Source Hardware Association (30 September 2021). 2025年2月28日閲覧。
6. ^ “The Evolving Aspects of a Welcoming Community”. Open Source Hardware Association (30 September 2021). 2025年2月28日閲覧。
7. ^ “Founder of Open Source Hardware Association shares her story”. Opensource.com. 2025年2月28日閲覧。
8. ^ “When two (open source) worlds collide - Inspect-a-Gadget”. ComputerWeekly. 2016年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月28日閲覧。
9. ^ “OSI and OSHWA Sign Agreement”. Open Source Initiative. 2012年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月28日閲覧。
10. ^ Szcys, Mike (10 October 2016). “The people, talks, and swag of Open Hardware Summit”. Hackaday. http://hackaday.com/2016/10/10/the-people-talks-and-swag-of-open-hardware-summit/ 19 April 2017閲覧。 
11. ^ “Ada Lovelace Fellowship”. Open Source Hardware Association (16 March 2017). 19 April 2017閲覧。
12. ^ “2024 Open Hardware Summit”. oshwa.org. 2025年2月28日閲覧。
13. ^ “Open Source Hardware Certification”. Hackaday. 2025年2月28日閲覧。
14. ^ “Requirements for Certification”. Open Source Hardware Certification. Open Source Hardware Association. 19 April 2017閲覧。

外部リンク

• 公式ウェブサイト