オストロク聖書とは? わかりやすく解説

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オストロク聖書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/04 07:09 UTC 版)

『オストロク聖書』

オストロク聖書』(オストロクせいしょ、ウクライナ語: Острозька Бібліяロシア語: Острожская Библия英語: Ostrog Bible )は、1581年に成立した、キリスト教聖書全書(旧約・新約)の初の教会スラブ語訳である。ポーランド・リトアニア共和国のオストロク(現在はウクライナリウネ州オストロフ)で作られたので、この名がある[1]

教会スラブ語テキストは、1499年の『ゲンナディ聖書』を含むあらゆる資料から集められて、ヘラシム・スモトルイツキー(Herasym Smotrytsky)が正教会の伝統に則って「マソラ本文」(ヘブライ語)はでなく、『七十人訳聖書』(その「アレクサンドリア写本」)に照らして正確性を確かめている[2]。印刷はイヴァン・フョードロフウクライナ語版オストログスキ家の当主コンスタンティ・ヴァシーリ・オストログスキ大公の協力を得て行なった。

『オストロク聖書』は1,256ページの膨大な作業を伴う功績であった。オストログスキ大公は聖書のコピーを教皇グレゴリウス13世イヴァン大帝へ送っている。大帝はイギリス大使にも送っている。フョードロフは400冊を印刷して、現在300冊のみが残っている。

脚注

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