エルタム伯爵とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > エルタム伯爵の意味・解説 

エルタム伯爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 14:40 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

エルタム伯爵(エルタムはくしゃく、英語: Earl of Eltham)は、イギリス伯爵位。グレートブリテン貴族として1度、連合王国貴族として1度創設され、2度とも従属爵位であった。

歴史

第1期

1726年7月26日、イギリス国王ジョージ2世(1683-1760)の息子フレデリック・ルイス王子(1707-1751)はカーナーヴォン州におけるスノードン男爵、コーンウォール州におけるローンストン子爵、ケント州におけるエルタム伯爵イーリー島侯爵Marquess of the Isle of Wight)、エディンバラ公爵に叙された[1]。1751年にフレデリック・ルイス王子が死去すると、その息子ジョージ(1738-1820)が爵位を継承したが、ジョージが1760年10月25日にジョージ3世としてイギリス国王に即位すると、爵位は王領に統合された[2]

第2期

第一次世界大戦中の1917年、テック公アドルファス(1868-1927)はテック公などヴュルテンベルク王国ドイツ帝国における称号を放棄し、代わりにケンブリッジ姓を名乗り、連合王国貴族であるヨークシャーにおけるノーザラトン子爵エルタム伯爵ケンブリッジ侯爵に叙された[3]

初代侯爵が1927年に死去すると、長男ジョージ・フランシス・ヒュー英語版(1895-1981)が爵位を継承したが、ジョージは妻との間で1女しかもうけず、1981年にジョージが死去すると爵位は廃絶した[4]

エルタム伯爵(第1期、1726年)

エルタム伯爵(第2期、1917年)

出典

  1. ^ The London Gazette: no. 6494. p. 1. 1726年7月12日。
  2. ^ Cokayne, George Edward; Gibbs, Vicary; Doubleday, Herbert Arthur, eds. (1926). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (Eardley of Spalding to Goojerat) (英語). 5 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press, Ltd. pp. 6–7.
  3. ^ The London Gazette: no. 30374. pp. 11592–11594. 1917年11月9日。
  4. ^ "Cambridge, Marquess of (UK, 1917 - 1981)". Cracroft's Peerage (英語). 2019年12月23日閲覧


このページでは「ウィキペディア」からエルタム伯爵を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からエルタム伯爵を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からエルタム伯爵 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エルタム伯爵」の関連用語

1
エルタム 百科事典
34% |||||

2
12% |||||

3
12% |||||

エルタム伯爵のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エルタム伯爵のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエルタム伯爵 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS