ウナギ引きとは? わかりやすく解説

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ウナギ引き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/07 21:25 UTC 版)

『ウナギ引き』
英語: Drawing the Eel
作者サロモン・ファン・ロイスダール
製作年17世紀半ば
寸法74.9 cm × 106 cm (29.5 in × 42 in)
所蔵メトロポリタン美術館ニューヨーク

ウナギ引き』(ウナギひき、: Drawing the Eel)は、17世紀オランダ黄金時代の画家サロモン・ファン・ロイスダールが17世紀半ば、板上に油彩で制作した風景画である。伝統的なオランダの祭であるブラッド・スポーツパリングトレッケン英語版 (「ウナギ引き」と訳せる) を描いている。ニューヨークメトロポリタン美術館に所蔵されており、美術史家ウォールター・リードキ英語版によれば、「美術館の創立時に取得された最良の作品のうちの1つである」[1]

本作は、17世紀半ばのオランダの村に設定されている。冬空と葉のない樹々を背景に、冬の祭に参加している多数の人々が建築物 (宿屋だと思われる) の周囲に集まっている。この群衆は、一般に「パリングトレッケン」、または「ウナギ引き」として知られている残酷な遊びを見ている。この遊びでは、通り過ぎる馬上の若い人々が、左の木から「宿屋」まで吊るされたロープに繋がれたウナギ (または、ニシン) を引き落としている[1][2]。絵画は、空が非常に大きく描かれていること (画面の3分の2を占めている) と、ロイスダールが色彩として青を見事に使っていることで言及されている[1]

メトロポリタン美術館は、1872年の美術館の開館前の1871年に、創立時の美術品購入の一環として『ウナギ引き』を取得した[1]

脚注

  1. ^ a b c d メトロポリタン美術館の本作のサイト (英語) [1] 2023年2月28日閲覧
  2. ^ Web Gallery of Artの本作のサイト (英語)[2]  2023年2月28日閲覧

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