ウアラタとは? わかりやすく解説

ウアラタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/16 04:47 UTC 版)

ウアラタ
ولاته

ウアラタ
位置
ウアラタ
ウアラタ (モーリタニア)
ウアラタ
ウアラタ (アフリカ)
座標 : 北緯17度18分0秒 西経7度1分30秒 / 北緯17.30000度 西経7.02500度 / 17.30000; -7.02500
行政
モーリタニア
  ホズ・エッ・シャルギ州
 町 ウアラタ
その他
等時帯 グリニッジ標準時 (UTC+0)

ウアラタ (Oualata, ولاته) は、モーリタニア南東部ホズ・エッ・シャルギ州の町。マンデ人やソニンケ人に近い農耕・牧畜民が最初に町を作ったと考えられている。彼らはモーリタニアのタガン高地 (Tagant) の断崖やティシット=ウアラタの切り立った岬に沿って暮らしていた。その地で、彼らはアフリカ大陸最古となる石造建築物を立てていたのである。

彼らが現在残る町を作ったのは11世紀のことである。当時は、ガーナ王国の一部だった。町は1076年に一度壊されたが、1224年に再建されると、サハラ交易の要衝として、またイスラーム研究の重要拠点として繁栄した。マリ帝国が支配していた1352年、イブン・バットゥータがこの町を訪れる。

現在のウアラタには手稿の博物館が残っている。また、独自の装飾を施した地元の伝統的建造物は、「ウアダン、シンゲッティ、ティシット、ウアラタの古いクスール」としてユネスコ世界遺産に登録されている。

脚注

参考文献

  • この記事の初版は英語版から翻訳された。以下二点は翻訳時に英語版に掲げられていた文献である。
    • Mauny, R. (1971), “The Western Sudan” in Shinnie: 66-87.
    • Monteil, Charles (1953), “La Légende du Ouagadou et l’Origine des Soninke” in Mélanges Ethnologiques (Dakar: Bulletin del’Institut Francais del’Afrique Noir).

関連項目






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウアラタ」の関連用語

ウアラタのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウアラタのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウアラタ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS