イブラーヒームの御立ち処
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 09:17 UTC 版)
「マスジド・ハラーム」の記事における「イブラーヒームの御立ち処」の解説
詳細は「イブラーヒームの御立ち処」を参照 アラビア語で「イブラーヒーム(アブラハム)の御立ち処」を意味するマカーム・イブラーヒーム(アラビア語: مَـقَـام إِبْـرَاهِـيْـم, Maqâm Ibrâhîm)、カアバ聖殿のすぐ隣にある石である。預言者イブラーヒームの足跡が刻印されているとされ、預言者ムハンマドは礼拝の際、タワーフのたびにこの石の後ろからカアバのほうに向かって礼拝したとされている。この石にイブラーヒームの足跡が残った奇跡に関する言い伝えは複数ある。一説によれば、イブラーヒームがカアバを建てているとき、カアバの壁が高くなったのでこの石の上に立ったところ、彼が壁石を積みやすい高さまで石が伸び、イスマーイールが壁石を父に手渡すときはイスマーイールの手が届く高さにまで縮むという奇跡が起きたという。他の言い伝えによれば、イスマーイールの妻がイブラーヒームの頭を洗ったときに、あるいは、イブラーヒームが人々にメッカへの巡礼をするように呼びかけるため、この石の上に立ったときに、イブラーヒームの足跡が石に残ったという。
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