イスマロス_(ギリシア神話)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > イスマロス_(ギリシア神話)の意味・解説 

イスマロス (ギリシア神話)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 05:09 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

イスマロス古希: Ἴσμαρος, Ismaros)は、ギリシア神話の人物である。主に、

が知られている。以下に説明する。

エウモルポスの子

このイスマロスは、トラーキア地方の王エウモルポスとベンテシキューメーの娘との子[1]。イスマロスが生まれたのはエウモルポスがトラーキアの王となる以前である。父エウモルポスはポセイドーンキオネー(北風の神ボレアースアテーナイ王女オーレイテュイアの娘[2])との間に生まれた。母親によって海に捨てられたエウモルポスは、ポセイドーンの娘ベンテシキューメーによって養育されたのちに、彼女の娘と結婚し、妻との間にイスマロスが生まれた。しかしエウモルポスは妻の姉妹に言い寄ったため、イスマロスとともに追放された。2人はトラーキア王テギュリオスのもとに身を寄せ、イスマロスは王の娘と結婚した。後にエウモルポスはテギュリオスに対する陰謀が発覚してエレウシースに亡命したが、イスマロスが若くして死ぬと、テギュリオスはエウモルポスと和解し、エウモルポスはトラーキアの王権を継承した[1]

アスタコスの子

このイスマロスは、テーバイ人アスタコスの子で、メラニッポス、レアデース、アムピディコスと兄弟。祖国がテーバイ攻めの七将による攻撃を受けた際に他の兄弟とともにテーバイを守って戦い、七将の1人であるヒッポメドーンを討つ活躍をした[3]

脚注

  1. ^ a b アポロドーロス、3巻15・4。
  2. ^ アポロドーロス、3巻15・3。
  3. ^ アポロドーロス、3巻6・8。

参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  イスマロス_(ギリシア神話)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「イスマロス_(ギリシア神話)」の関連用語

イスマロス_(ギリシア神話)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



イスマロス_(ギリシア神話)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのイスマロス (ギリシア神話) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS