イエスマン、ノーマンとは? わかりやすく解説

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イエスマン、ノーマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/17 06:14 UTC 版)

イエスマン、ノーマン』は、ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトが、日本のの『谷行(たにこう)』を翻案して書いた2つの教育劇『イエスマン』(Der Jasager) と『ノーマン』(Der Neinsager) の総称である。Der Jasagerの日本語訳題は「デア・ヤーザーガー」「承諾者」「然りと言う者」「はいと言う人」「イエスマン」、Der Neinsagerの訳題は「デア・ナインザーガー」「否と言う者」「いいえと言う人」「ノーマン」などさまざまであるが、一般には「イエスマン」「ノーマン」という訳題で知られる。


  1. ^ 岩淵達治訳『ブレヒト戯曲全集 第8巻』未来社刊 ISBN 978-4624932787 に載せる岩淵氏の解説より。
  2. ^ 早崎えりな『ベルリン・東京物語 音楽家クラウス・プリングスハイム』(音楽之友社 ISBN 4-276-21134-4 C1073)
  3. ^ 公演情報 - 昭和音楽大学オペラ情報センター
  4. ^ 旅行の目的は、第1稿と第2稿では、山で修行するための研修旅行(原作の能楽「谷行」では山伏の「峰入り」の修行)。第3稿では、町で疫病が流行し、連日犠牲者が増えているため、山の向こうの都市に行き、疫病を治す薬を入手するため、という設定になっている。
  5. ^ 第1稿と第2稿では「昔からの掟により、このような旅で病気になったものは、谷に投げ込まれねばならない」という設定(原作の能楽「谷行」では、この掟は「大法」と呼ばれている)。第3稿では「救援隊の帰還が遅れれば、それだけ疫病の犠牲者が増える。昔からの掟によれば、このような旅で病気になったものは、置き去りにしなければならない」という設定になっている(病人が山の過酷な自然の中に置き去りにされれば、ほぼ確実に死ぬ)。
  6. ^ 岩淵達治『ブレヒトと戦後演劇 私の60年』(みすず書房、2005年) p.7
  7. ^ NHK教育テレビ「能 谷行 金春流」1990年9月24日放送、出演:岩淵達治 山中玲子 金春安明


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