アーノルト (クレーター)とは? わかりやすく解説

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アーノルト (クレーター)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/01 09:17 UTC 版)

アーノルト
(Arnold)
アーノルトの位置(月の表側)
月面座標 北緯66度48分 東経35度54分 / 北緯66.8度 東経35.9度 / 66.8; 35.9座標: 北緯66度48分 東経35度54分 / 北緯66.8度 東経35.9度 / 66.8; 35.9
直径 93.1 キロメートル
深度 2.0 km
月面余経度 日の出時点で325°
由来 クリストフ・アーノルト
GPN識別子 387

アーノルト (Arnold) は、の表側にある大きなクレーターであり、月の北部に位置する。1690年水星太陽面通過を観測したドイツのアマチュア天文家、クリストフ・アーノルトにちなんで名づけられた。

地球からはアーノルトを月の北北東の縁付近に見ることができる。アーノルトは円に近い形状をしているが、月の縁の近くに位置しているために、地球からは大きく楕円形に歪んで見える。アーノルトは氷の海の北東に位置しており、アーノルトの南方にはデモクリトスが位置している。アーノルトの西にはモワニョーが、アーノルトの西北西にはペーテルスが位置している。

アーノルトの周壁は隕石の衝突などによって大きく風化しており、激しく損傷している。南西の周壁には隙間があり、アーノルトJが位置している。アーノルトの東側の周壁は他の部分に比べて低く、風化が著しいが、アーノルトの北側半分の周壁は原形をとどめた状態である。アーノルトの北東の周壁にはアーノルトAが隣接している。

アーノルトの内部は溶岩によって覆われており、いくつかの微小クレーターが散在する平坦な土地である。アーノルトの底面に存在する小クレーターのうち最も目に付くクレーターはアーノルトFであり、アーノルトの底面の北西部に位置している。アーノルトに中心丘は存在せず、中心丘が存在した形跡も確認することができない。

従属クレーター

アーノルトのごく近くにある小さな無名のクレーターについては、アルファベットを付加することによって識別される。

名称 月面緯度 月面経度 直径
A 北緯 68.8 度 東経 39.8 度 57 km
E 北緯 71.6 度 東経 38.3 度 32 km
F 北緯 67.5 度 東経 35.2 度 10 km
G 北緯 67.3 度 東経 31.4 度 11 km
H 北緯 72.6 度 東経 45.3 度 13 km
J 北緯 65.9 度 東経 33.7 度 6 km
K 北緯 70.8 度 東経 42.8 度 29 km
L 北緯 70.2 度 東経 36.1 度 33 km
M 北緯 68.3 度 東経 43.6 度 7 km
N 北緯 70.2 度 東経 41.9 度 18 km

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