アンディ・キング (1988年生のサッカー選手)とは? わかりやすく解説

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アンディ・キング (1988年生のサッカー選手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 21:48 UTC 版)

アンディ・キング
名前
本名 アンドルー・フィリップ・キング
Andrew Philip King
ラテン文字 Andy King
基本情報
国籍 ウェールズ
イングランド
生年月日 (1988-10-29) 1988年10月29日(35歳)
出身地 バーンステイプル英語版[1]
身長 184cm
体重 75kg
選手情報
ポジション MF (CMF)
利き足 右足
ユース
1998-2004 チェルシー
2004-2006 レスター
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2006-2020 レスター 329 (55)
2018 スウォンジー (loan) 11 (2)
2019 ダービー (loan) 4 (0)
2019 レンジャーズ (loan) 2 (0)
2020 ハダーズフィールド (loan) 14 (0)
2021 ルーヴェン 1 (0)
2021-2024 ブリストル 55 (1)
通算 416 (58)
代表歴2
2007 ウェールズ U-19 7 (0)
2007-2010 ウェールズ U-21 10 (2)
2009- ウェールズ 50 (2)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年5月6日現在。
2. 2021年1月6日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

アンドルー・フィリップ・"アンディ"・キングAndrew Philip "Andy" King, 1988年10月29日 - )は、イングランドデヴォン州バーンステイプル出身の元サッカー選手。現役時代のポジションはMF(セントラルミッドフィールダー)。

クラブ歴

レスター

9歳の時にチェルシーFCのアカデミーに入団したが[2]、高校入学の際にレスター・シティFCのユースチームに移籍。2006-07シーズンにトップチームのメンバーに登録された[3]。翌2007-08シーズンに本格的にプロデビュー。11試合に出場したもののチームは奮わず、チャンピオンシップ (実質2部) からリーグ1 (実質3部) に降格。2008-09シーズンはレギュラーに定着し、46試合に出場し9得点を記録。クラブは3部リーグで優勝を飾り、1年で2部リーグに復帰した。

以降はレスターの中心選手として活躍し、2013-14シーズンはチャンピオンシップでリーグ優勝を飾り、自身にとっても念願のプレミアリーグでのプレーが実現することになった[4]

2014-15シーズンは降格寸前の4月から驚異的な巻き返しを見せ、リーグ14位で終えた。クラウディオ・ラニエリを新監督に迎えた2015-16シーズンは、エンゴロ・カンテの加入などで出場機会が減ったものの、チームはジェイミー・ヴァーディリヤド・マフレズの活躍などで快進撃を展開し、強豪を退けリーグ優勝を達成。ブックメーカーが開幕当初に設定した優勝予想オッズが5001倍(同等のオッズにネス湖にネッシーが存在する等[5])であったことも話題になるなど、この史上最大の番狂わせは「奇跡」とも称された。自身はリーグ1、チャンピオンシップ、プレミアリーグの3カテゴリーで優勝を経験した初の選手となった[6]

期限付き移籍

2017年10月にクロード・ピュエルが新監督に就任すると出場機会が減少。2018年1月31日、シーズン終了までスウォンジー・シティAFC期限付き移籍となることが発表される[7]。プロデビュー以降初の移籍を経験し、11試合2得点を記録した。

レンタルバック後の2018-19シーズンは出場機会がFAカップに限られ、2019年1月31日にチャンピオンシップのダービー・カウンティFCへローンとなった[8]。退団したジョー・レドリーの穴を埋め、フランク・ランパード監督によりリーグ戦4試合連続でスタメンに起用されるが、2月25日のノッティンガム・フォレストFC戦で足首を負傷[9]。残りのシーズンを棒に振った。

2019年8月、レンジャーズFCへシーズンローンとなる[10]。しかしスティーヴン・ジェラード監督の下でカップ戦を含め計5試合の途中出場に止まり、12月21日にローン期間を短縮しレスターへ帰還した[11]

シーズン後半はチャンピオンシップのハダーズフィールド・タウンFCへのローンでプレーした[12]。2019-20シーズン終了を以て14年間在籍したレスターとの契約が満了となり、キング・パワー・スタジアムを後にする[13]

ルーヴェン

半年間のフリー期間を経て、2021年1月よりレスターと同じくキング・パワー英語版がオーナーを務めるベルギーOHルーヴェンに加入[14]

ブリストル

2021年7月2日、ブリストル・シティFCにフリー移籍で加入し、1年延長オプションオプション付きの1年契約を結んだ[15]

2022年6月30日、1年の契約延長とクラブの選手兼コーチに就任することが発表された[16]

2024年5月3日、今シーズンをもっての引退を発表した[17]

代表歴

イングランド生まれのキングだったが、叔父がウェールズ生まれだったことから、ウェールズ代表で闘うことを選択。2007年にU-19代表に選出され、2009年5月22日のエストニア戦でフル代表デビュー。2010年8月11日のルクセンブルク戦では、代表戦初ゴールを記録[18]UEFA EURO 2016にも出場している[19]

個人成績

2024年5月6日現在
所属クラブ シーズン リーグ カップ戦 リーグ杯 国際大会 その他 合計
ディビジョン 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
レスター・シティ 2007–08 チャンピオンシップ 11 1 1 0 0 0 12 1
2008–09 リーグ1 45 9 4 1 2 1 3[注釈 1] 0 54 11
2009–10 チャンピオンシップ 43 9 1 1 1 0 2[注釈 2] 1 47 11
2010–11 チャンピオンシップ 45 15 2 1 3 0 50 16
2011–12 30 4 1 0 1 0 32 4
2012–13 42 7 2 0 2 0 2[注釈 2] 0 48 7
2013–14 30 4 1 0 2 0 33 4
2014–15 プレミアリーグ 24 2 1 0 1 0 26 2
2015–16 25 2 2 0 2 1 29 3
2016–17 23 1 3 1 1 0 4[注釈 3] 0 1[注釈 4] 0 32 2
2017–18 11 1 1 0 3 0 15 1
2018–19 0 0 1 0 0 0 1 0
合計 329 55 20 4 18 2 4 0 8 1 379 62
スウォンジー (loan) 2017–18 プレミアリーグ 11 2 0 0 11 2
ダービー・カウンティ (loan) 2018–19 チャンピオンシップ 4 0 4 0
レンジャーズ (loan) 2019–20 スコティッシュ・プレミアシップ 2 0 0 0 2 0 1[注釈 5] 0 0 0 5 0
ハダースフィールド・タウン (loan) 2019-20 チャンピオンシップ 14 0 0 0 0 0 0 0 0 0 14 0
OHルーヴェン 2020–21 ジュピラーリーグ 1 0 0 0 1 0
ブリストル・シティ 2021–22 チャンピオンシップ 14 1 1 0 0 0 15 1
2022–23 26 0 2 0 3 0 31 0
2023–24 15 0 1 0 2 0 18 0
合計 55 1 4 0 5 0 0 0 0 0 64 1
通算 416 58 24 4 25 2 5 0 8 1 478 65

代表

2018年9月20日現在
代表国 出場 得点
 ウェールズ
2009 3 0
2010 3 1
2011 5 0
2012 4 0
2013 8 1
2014 5 0
2015 4 0
2016 7 0
2017 5 0
2018 6 0
通算 50 2

タイトル

レスター・シティ
個人
  • レスター・シティFC 若手最優秀賞:2008–09
  • レスター・シティFC 選手選出最優秀選手賞:2009–10、2010–11
  • PFA年間ベストイレブン:2010–11 (チャンピオンシップ)

関連項目

脚注

  1. ^ Friday Interview: King gets taste of the big time
  2. ^ The more I play, the better I will get – Leicester City's Andy King
  3. ^ Leicester City
  4. ^ I'll sacrifice my starting spot for promotion, says Leicester City's Andy King
  5. ^ What to Know About the Greatest Cinderella Story in Sports History”. time.com (2016年5月2日). 2024年5月6日閲覧。
  6. ^ Leicester City: Andy King on his rise from Champions League mascot to player
  7. ^ レスター一筋キング、14年間を過ごしたクラブを離れてスウォンジーへ”. Goal.com (2018年2月1日). 2021年1月6日閲覧。
  8. ^ Andy King: Derby County sign Leicester City midfielder on loan”. BBC Sport (2019年1月31日). 2021年1月6日閲覧。
  9. ^ Andy King: Derby County loanee out for the season”. BBC Sport (2019年2月28日). 2021年1月6日閲覧。
  10. ^ レンジャーズ、レスターからウェールズ代表MFアンディ・キングをレンタルで獲得”. 超WORLDサッカー! (2019年8月17日). 2019年10月11日閲覧。
  11. ^ Andy King to cut short Rangers loan and rejoin Leicester City”. Leicester Mercury (2019年12月21日). 2021年1月6日閲覧。
  12. ^ レスター、アンディ・キングがハダースフィールドにレンタル移籍! 今季前半戦はレンジャーズでプレー”. 超ワールドサッカー (2020年1月16日). 2021年1月6日閲覧。
  13. ^ Andy King: Leicester City midfielder to leave club on a free transfer”. BBC Sport (2020年6月18日). 2021年1月6日閲覧。
  14. ^ Andy King: Wales' ex-Leicester midfielder joins Oud-Heverlee Leuven in Belgium”. BBC Sport (2021年1月5日). 2021年1月6日閲覧。
  15. ^ KING COMES HOME TO ASHTON GATE”. bcfc.co.uk (2021年7月2日). 2021年7月14日閲覧。
  16. ^ Player-coach role for King”. bcfc.co.uk (2022年6月30日). 2024年5月6日閲覧。
  17. ^ King announces retirement”. bcfc.co.uk (2024年5月3日). 2024年5月6日閲覧。
  18. ^ Wales 5-1 Luxembourg
  19. ^ How these nine English-born footballers came to be Wales' Euro 2016 heroes

外部リンク



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