アンジェロ・ピエトラサンタとは? わかりやすく解説

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アンジェロ・ピエトラサンタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/08 01:02 UTC 版)

アンジェロ・ピエトラサンタ
Angelo Pietrasanta
1876年の書籍の肖像画
生誕 (1834-11-27) 1834年11月27日
イタリア、コドーニョ
死没 1876年6月4日(1876-06-04)(41歳没)
イタリア、ミラノ
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ミラノの「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」の装飾画(2017年撮影)

アンジェロ・ピエトラサンタ(Angelo Pietrasanta、1834年11月27日 † 1876年6月4日)は、イタリアの画家である。

略歴

ロンバルディアコドーニョで生まれた。裕福な家の出身で、叔父のルイージ・ビーシ(Luigi Bisi: 1814-1886)はミラノブレラ美術アカデミーの教授であった。1850年からブレラ美術アカデミーに入学しフランチェスコ・アイエツに学んだ。

1858年にコンクールに宗教的な題材の作品を出展して優勝し、フィレンツェローマに留学する奨学金を得た。フィレンツェではメディチ・リッカルディ宮殿のルネサンスの画家ベノッツォ・ゴッツォリの壁画を模写し、フラ・アンジェリコドメニコ・ギルランダイオマサッチオティツィアーノ・ヴェチェッリオの作品を研究した。フィレンツェの芸術家たちのたまり場であった「カッフェ・ミケランジョロ」にも出入りし、テレマコ・シニョリーニ(1835-1901)らとも友人となった。1860年にローマに滞在し、ローマでは彫刻家のオドアルド・タバキー二(Odoardo Tabacchi: 1831-1905)と住み修行した。ミラノに戻ると1863年にブレラ美術アカデミーの会員に選ばれた。

フレスコ画の他、肖像画や風俗画、歴史画、風景画も描いた。代表作の「Gli Orti Rucellai(チェライ庭園)」 1864年に ブレラ美術アカデミーに出展され、国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世によってミラノの王宮のために買い上げられた。1868年に、エレウテリオ・パリアーノ(Eleuterio Pagliano: 1826-1903)とともにミラノのアーケード「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」の装飾に参加し[1] 、寓意画を描いたが、この作品は1911年に劣化が激しいことから、同じデザインのモザイクに置き換えられた。

ピエトラサンタは 1876年に腎炎で41歳で亡くなった。

作品

脚注

  1. ^ La Pittura lombarda nel secolo XIX, Tipografia Capriolo e Massimino, 1900, page 74.

参考文献

  • Pietrasanta, Angelo. In: Hans Vollmer (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 27: Piermaria–Ramsdell. E. A. Seemann, Leipzig 1933, S. 10 (biblos.pk.edu.pl).
  • Rita Randolfi: Pietrasanta, Angelo. In: Raffaele Romanelli (Hrsg.): Dizionario Biografico degli Italiani (DBI). Band 83: Piacentini–Pio V. Istituto della Enciclopedia Italiana, Rom 2015.



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