アレスティングギアとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 工学 > 航空軍事用語 > アレスティングギアの意味・解説 

【アレスティングギア】(あれすてぃんぐぎあ)

Arresting gear
航空母艦用)着艦拘束装置
航空母艦着艦する艦上機拘束するために用いられるアレスティングワイヤーとアレスティングエンジン(後述)を組み合わせた装置のこと。
基本的に航空母艦用の装備だが、着艦訓練用として陸上基地滑走路装備されることもある。

アレスティングエンジン

アレスティングエンジンとは、アレスティングワイヤー張った緩めたりする油圧装置である。
飛行甲板長さは(船体サイズ制約もあって)限られており、そのままでは着艦後の減速・停止充分はないため、艦上機アレスティングフックアレスティングワイヤー引っ掛けて強制的に制動をかける。
しかし、急激な制動をおこなうと機体乗員致命的な衝撃が加わるため、アレスティングエンジンによってワイヤー緩めながら制動をかける。
制動終わりフックからワイヤー離れると、アレスティングエンジンはワイヤー定位置まで巻き戻す

緩めながら制動をかける」といっても、ワイヤーには約50tもの張力がかかるといわれ、機体乗員にも大きな衝撃が加わる。
アレスティングギアがあっても、着艦きわめて危険な作業であることには変わりない。



このページでは「航空軍事用語辞典++」からアレスティングギアを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からアレスティングギアを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からアレスティングギア を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アレスティングギア」の関連用語

アレスティングギアのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アレスティングギアのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
航空軍事用語辞典++航空軍事用語辞典++
この記事はMASDF 航空軍事用語辞典++の記事を転載しております。
MASDFでは航空及び軍事についての様々なコンテンツをご覧頂けます。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS