アリタリア航空4128便墜落事故とは? わかりやすく解説

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アリタリア航空4128便墜落事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/18 16:15 UTC 版)

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アリタリア航空 4128便
1970年代に撮影された事故機
事故の概要
日付 1978年12月23日 (1978-12-23)
概要 パイロットエラー
現場 イタリア パレルモ ティレニア海
北緯38度12分28秒 東経13度06分32秒 / 北緯38.20778度 東経13.10889度 / 38.20778; 13.10889座標: 北緯38度12分28秒 東経13度06分32秒 / 北緯38.20778度 東経13.10889度 / 38.20778; 13.10889
乗客数 124
乗員数 5
負傷者数
(死者除く)
21
死者数 108[1]
生存者数 21
機種 ダグラス DC-9-32
機体名 Isola di Stromboli
運用者 アリタリア航空
機体記号 I-DIKQ
出発地 フィウミチーノ空港
目的地 ファルコーネ・ボルセリーノ国際空港
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アリタリア航空4128便墜落事故(アリタリアこうくうあ4128びんついらくじこ)は、1978年12月23日に発生した航空事故である。フィウミチーノ空港ファルコーネ・ボルセリーノ国際空港行きだったアリタリア航空4128便(ダグラス DC-9-32)が、ファルコーネ・ボルセリーノ国際空港手前のティレニア海に墜落した。乗員乗客129人中108人が死亡した[1]

事故機

事故機のダグラス DC-9-32(I-DIKQ)は、1968年に初飛行を行っており、同年5月にアリタリア航空に納入された。エンジンは、2基のプラット&ホイットニーJT8D-9を搭載していた[1][2]

乗員

機長は、シュド・カラベルでの飛行経験が豊富な上級パイロットであったが、DC-9での飛行時間は418時間だった。副操縦士は、航空機関士として7年間勤務し、事故の3ヶ月前に副操縦士となっていた。DC-9の飛行時間は173時間であった。また、事故当時操縦を担当していたのは副操縦士であった[1]

事故の経緯

4128便は、VOR/DMEで滑走路21への進入を許可された。着陸進入手順は、6DMEフィックスを1,500フィート (460 m)、4DMEフィックスを900フィート (270 m)、3DMEフィックスを700フィート (210 m)で通過しながら降下するものだった。進入の最終では、滑走路21に正対するため、左旋回が必要だった。パイロットは、3DMEを通過した後海上から150フィート (46 m)で降下を止めた。その後、約9秒間150ノット (280 km/h)で水平飛行したが、風の影響で機体は降下を始めた。右翼が海面に接触し、機体は大破した。21人の生存者は、付近を航行中だった漁船に救助された[1]

関連項目

脚注

  1. ^ a b c d e Ranter, Harro. “ASN Aircraft accident McDonnell Douglas DC-9-32 I-DIKQ Palermo”. aviation-safety.net. 2017年10月13日閲覧。
  2. ^ I-DIKQ Alitalia Douglas DC-9-32 - cn 47227 / 334”. Planespotters.net. 2019年1月27日閲覧。



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