アラカンとむっつり右門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 01:40 UTC 版)
アラカンの、鞍馬天狗についで有名なキャラクターは38本撮ったむっつり右門である。唇をへの字に曲げて腰を開いて、さァ来いと構えても、右門は「ヤー」とも「オー」とも言わない。無声映画であるから声は聞こえずともよいが、何も言わない顔がかえって迫力があると大いに受けた。アラカンは子供のころからアメリカの喜劇映画が大好きで、「自分がむっつり屋だから」と、「むっつり屋」のキートンがごひいきだった。 アラカンは右門について、「これも自分に合うと思いました。昔はしゃべるのがイヤで、いつも、むっつりやったから。キートン、バスター・キートン、あの人ちっとも笑いまへん。これでいこう! と思いました、はい」と語っている。
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