アメリカ防衛従軍記章とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アメリカ防衛従軍記章の意味・解説 

アメリカ防衛従軍記章

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/13 08:30 UTC 版)

アメリカ防衛従軍記章American Defense Service Medal)は1941年6月28日にフランクリン・ルーズベルトが大統領令8808号によって制定したアメリカ軍勲章[1][2]。この勲章は1939年9月8日から1941年12月7日までの間に軍務に就いた軍人を表彰するものであった。

1942年には、第二次世界大戦中のアメリカ戦域における従軍を対象としてアメリカ従軍記章が制定された。

歴史

アメリカ防衛従軍記章は、1941年6月28日、フランクリン・D・ルーズベルト大統領による大統領令8808号によって制定され、1941年の陸軍省公報17号で発表された。勲章の基準は、1942年2月13日に陸軍省通達44号で発表された。略綬のデザインは、1942年1月7日に陸軍長官と海軍長官によって承認された。メダルのデザインは、メリーランド州イーストンの彫刻家リー・ローリーによるものである。造形は1942年5月5日に美術委員会から承認された[2][3]

授与基準

この勲章は、1939年9月8日のルーズベルト大統領による限定的国家非常事態宣言から1941年12月7日の真珠湾攻撃までの間に現役で勤務した軍人に授与されるものである。アメリカ陸軍の隊員は、予備役と州兵を含み、12か月以上の期間にわたって現役で従軍していれば、資格期間中の勤務期間に関わらず授与された。アメリカ海軍では資格期間中に10日未満しか現役でなかった予備兵を除外したが、アメリカ海兵隊およびアメリカ沿岸警備隊では、1941年12月7日の真珠湾攻撃前に延長して現役に呼び戻された予備役や、同期間に海軍または海兵隊に入隊した下士官新兵または将校候補生のように、最初の健康診断において問題がないことを条件に、正規または予備兵にかかわらず資格期間に現役で勤務したすべての人員に勲章を授与している[4]

外観

ブロンズメダルの直径は32mm。防衛を象徴するギリシャ人女性の像が描かれている。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

  1. ^ Army Regulation 600–8–22 Military Awards. Washington, DC: Headquarters Department of the Army. (24 June 2013). p. 70. オリジナルの2017-04-10時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170410132748/https://www.apd.army.mil/epubs/DR_pubs/DR_a/pdf/web/r600_8_22.pdf 2014年1月10日閲覧。 
  2. ^ a b American Defense Service Medal”. The Institute of Heraldry. 2014年1月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月10日閲覧。
  3. ^ American Defense Service Medal”. Air Force Personnel Center (2010年8月2日). 2013年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月10日閲覧。
  4. ^ Navy and Marine Corps Awards Manual. Washington, DC: Department of the Navy. (1953). pp. 57–59. NavPers 15,790. オリジナルの2012-02-16時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120216124128/https://awards.navy.mil/awards/webdoc01.nsf/330F53CC20B8E69B8525736900486560/%24File/Intro.pdf 2014年1月10日閲覧。 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  アメリカ防衛従軍記章のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アメリカ防衛従軍記章」の関連用語

アメリカ防衛従軍記章のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アメリカ防衛従軍記章のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアメリカ防衛従軍記章 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS