もがり笛(曖昧さ回避)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/23 09:12 UTC 版)
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もがり笛(虎落笛、もがりぶえ)は冬の強い風が竹垣や枝、電線のような細いものに当たった際に鳴る笛のような甲高い音のこと[1][2]。冬の季語として知られる[3]。
概要
虎落(もがり)は竹などを組んで作られる柵のことを指し[3]、この虎落に虎の字が使われるのはこの日本語の元となった言葉が「虎を防ぐ柵」を指す中国語であったことに由来する[3]。鳴る音がかん高い笛のような音であることからめ「笛」の表現が用いられている[3]。
季語
上記のように冬に特有な現象であるため、俳句や短歌などでは冬の季語として用いられる。冬の季語としては広く多くの場面で用いられている。
比喩
人がそう外を出歩かない冬に特有であること、冬が孤独が浮き彫りになる季節であることなどから寂しさや孤独、どこかに一人で閉じ込められた人があげる声などの比喩に用いられる。
物語
脚注
- ^ 『民主文学 (394)(444)』1998年8月。doi:10.11501/7973815 。2025年8月23日閲覧。
- ^ 『野べら讃歌 : 日本縦断釣り紀行』1985年。doi:10.11501/12441768 。2025年8月23日閲覧。
- ^ a b c d 『東京四季めぐり』1986年。doi:10.11501/9643971 。2025年8月23日閲覧。
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