まぶたの切りきず
3.まぶたの切りきず ![]() |
・まぶたを閉じさせ,清常なガーゼをあてたまま眼科専門医へ受診させる。 ・まばたきを頻繁にすると再出血する場合があるので,できるだけまぶたは閉じさせる。 =医学知識= まぶたは血行に富み,また皮ふがうすいために,物が当たると切創となりよく出血します。 まぶたが瞼結膜まで,しかも,まぶたのふちが切れている場合は,皮ふ側と瞼板,それに瞼結膜側の三つの組織をそれぞれていねいに縫合しないと,まぶたのラインがくずれたり,みにくい瘢痕となります。 まぶたが一部はがれたり欠損していたりしていても,できるだけ現状のまま眼科専門医か形成外科医に受診させてください。特に目尻(眼角部)の部位の深い裂傷の場合は,かなりの量の出血を起こすことが多く,まぶたが下がったり(外傷性眼瞼下垂),瘢痕形成を起こしやすいものです。また,涙管や涙小菅の断裂を起こした場合,できるだけ早く手術をしないと,涙の通路が閉じてしまい,涙があぶれ出たまま後遺症を残すことがあります。 |
|
- まぶたの切りきずのページへのリンク