つきよみのみこと

デジタル大辞泉

つきよみ‐の‐みこと【月読尊／月夜見尊】

読み方：つきよみのみこと

日本神話で、黄泉(よみ)の国を脱出した伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が禊(みそぎ)をした際、右の目を洗って化生した三神の第二神。天照大神の弟で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の兄。月の神。夜の食国(おすくに)の支配を命じられた。つくよみのみこと。月弓尊。

世界宗教用語大事典

つきよみのみこと 【月読尊・月弓尊・月夜見尊】

月はツクとも。伊弉諾尊の子で天照大神の弟。農耕・漁業のために暦を読んでくれる神で、転じて月の神となった。保食神を殺して天照大神を怒らせ、日と月が昼と夜に離れ住む原因を作った、との話もある。皇大神宮や豊受大神宮の別宮に月読宮がある。