その他の固形癌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 03:24 UTC 版)
現在、スニチニブの有効性は、乳癌、肺癌、甲状腺癌、大腸癌等、幅広い固形癌で評価されている。初期の研究では、様々な領域で単剤での有効性が示されている。スニチニブは、KIT(英語版)、PDGFR、VEGFR2等、腫瘍の発生に関与するチロシンキナーゼの活性を阻害する。 前治療歴のある転移性乳癌(英語版)患者を対象とした第II相試験では、スニチニブが「有意な単剤効果を有する」事が明らかになった。 難治性の非小細胞肺癌(NSCLC)を対象とした第II相試験では、「スニチニブは、前治療歴のある再発・進行性NSCLC患者において、現在承認されている薬剤と同等の活性レベルで、着目すべき単剤活性を示す」とされている。 切除不能な神経内分泌腫瘍患者を対象とした第II相試験では、91%の患者がスニチニブに反応した(9%の部分奏効+82%の病勢安定)。
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