栄螺堂
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栄螺堂(さざえどう、さざいどう)は、江戸時代後期の東北から関東地方にかけて見られた特異な建築様式の仏堂である。堂内は螺旋構造の回廊となっており、順路に沿って三十三観音や百観音などが配置され、堂内を進むだけで巡礼が叶うような構造となっている。仏教の礼法である右繞三匝(うにょうさんぞう)に基づいて、右回りに三回匝る(めぐる)ことで参拝できるようになっていることから、本来は三匝堂(さんそうどう)というが、螺旋構造や外観が巻貝のサザエに似ていることから、通称で「栄螺堂」や「サザエ堂」などと呼ばれる。
- ^ 新編武蔵風土記稿 亀戸村.
- ^ a b 江戸名所図会 三匝堂.
- ^ a b c 小林文次 1966, pp. 53–59.
- ^ 2018年(平成30年)12月25日指定(同日付文部科学省告示第231号)
- ^ さざえ堂
- ^ 取手市/長禅寺三世堂
- ^ 栄螺堂 - 弘前市
- ^ 本庄市観光協会|百体観音堂
- ^ 大正大学すがも鴨台観音堂
- ^ 3回上がれば夢かなう 「ぶんぶん堂」落慶法要 大分 産経ニュース、2015年4月30日
- ^ 会津さざえ堂公式ホームページ
- ^ 『新編会津風土記』による
- ^ 新建築社『NHK 夢の美術館 世界の名建築100選』新建築社、2008年、78頁。ISBN 978-4-7869-0219-2。
- ^ 「新指定の文化財」『月刊文化財』383号、第一法規、1995、pp.25 - 28
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