高野心経
読み方:こうやしんきよう,こうやしんぎょう
- 高野山の僧侶間にて男色のことをいふ。昔女人禁制の高野山にては、所謂雛僧や若僧を置いて、盛んに男色関係を結んだらしい。その時に隠語として用ひたものが伝つたのである。般若心経の文句「色即是空、空即是色」とある「色」を「色慾」の意に転訛したものである。「かうやしんぎよう」を「高野修行」の義から来たものなりといふ説は誤りである。〔僧侶語〕
- 〔僧〕高野山の僧侶間に於て使用される隠語、男色のこと。
- 高野山の僧侶間にて色男のことをいふ。昔女人禁制の高野山にては、所謂雛僧や若僧を置いて、盛んに男色関係を結んだらしい。その時に隠語として用ひたものが伝つたのである。般若心経の文句「色即是空、空即是色」とある「色」を「色慾」の色に転訛したものである。「かうやしんぎよう」を「高野修行」の義から来たものなりといふ説は誤りである。
- 若僧などと男色関係を結ぶ事を云ふ。般若心経に「色即是空、空即是色」とある色を色慾に通はせたもの。
- 高野山の僧侶間で男色のことをいう。昔、女人禁制の高野山では、いわゆる離僧や若僧をおいて、さかんに男色関係をむすんだらしい。その時に陰語として用いたものが伝わったのである。般若心経の文句「色即是空、空即是色」とある「色」を「色慾」の意に転訛したものである。高野心経を高野修行の義から来たものだという説は誤りである。〔僧侶〕
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