お茶の水スクエアA館とは? わかりやすく解説

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お茶の水スクエアA館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/18 13:49 UTC 版)

「お茶の水スクエアA館」(2009年6月15日)

お茶の水スクエアA館(おちゃのみずスクエアAかん)は、東京都千代田区神田駿河台にあるビルディングで、お茶の水スクエアを構成する建物の一つであったが、B館とC館が取り壊されたため、A館のみが残存している。

1925年(大正14年)主婦の友社の社屋として、主婦の友社の完全子会社である株式会社お茶の水スクエアにより、竣工、1987年(昭和62年)解体、1987年(昭和62年)旧社屋を保存しながら高層棟をたちあげ再建された[1]、2003年(平成15年)千代田区景観まちづくり重要物件に指定されている[2]

主婦の友社(1960年代)

概要

旧主婦の友社屋

1925年(大正14年)、山の上ホテルの設計にも携わった、米国の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計により、株式会社大林組が建築した[3]

A館としての再築後

1987年(昭和62年)、日本の代表的なポストモダン建築家である磯崎新の設計で、旧主婦の友社屋を復原しつつ高層棟を建築した。

歴史的意匠を残しつつも、ポストモダン建造物としては日本を代表する作品とされる[2]。旧社屋は、構造的な問題で保存できず、ヴォーリズの設計図を元にテラコッタの装飾の外観はそのまま復原、そのテクスチャーに近いインド砂岩を使用しての低層部を構成、他方高層部はブルーのラスタータイルを使用して対照的に構築した[2]

館内には日本大学カザルスホールが設けられたが、2010年以降コンサートホールとしては使用されていない[4]

略歴

「お茶の水スクエアA館」(2017年3月19日)

1987年(昭和62年)、主婦の友社本社及びジェーシービー本社が置かれた。

2002年(平成14年)、日本大学に売却される。

2004年(平成16年)、日本大学大学院法務研究科が置かれた。

2015年(平成27年)、日本大学理工学部が置かれた。

脚注



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