おぎのどくおん

世界宗教用語大事典

おぎのどくおん 【荻野独園】

明治期の臨済宗僧。備前（岡山県）の人。京都相国寺の大拙に師事し、のち相国寺住職。大教院院長。臨済・曹洞・黄檗三宗を統轄する総管長。著『近世禅林僧宝伝』。（一八一九～九五）→ 大教院

美術人名辞典

荻野独園

読み方：おぎの　どくおん

幕末・明治の臨済宗の僧。相国寺管長。備前生。名は承珠、退耕庵と称する。帆足万里に儒教を学び、相国寺大拙承演に臨済禅を学ぶ。著書に『近世禅林僧宝伝』『退耕録』等がある。明治28年（1895）寂、77才。