『ノルウェー史』と『ユングリンガ・タル』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/07 04:06 UTC 版)
「木樵のオーラヴ」の記事における「『ノルウェー史』と『ユングリンガ・タル』」の解説
しかしながら、飢饉と神への生贄のエピソードがオーラヴに関連づけられるのは『ユングリンガサガ』のみである。 『ノルウェー史』は、オーラヴが父の後を継いで、自身が死ぬまで平穏のうちにスウェーデン王として統治したことを伝えている。 Ejus filius Olavus cognomento tretelgia diu et pacifice functus regno plenus dierum obiit in Swethia. (仮訳)彼の息子、オーラヴは、樵として知られ、長きにわたって善政を敷き、天寿を全うしてスヴェアランドで死んだ。 『ユングリンガ・タル(英語版)』での詩は、オーラヴがスヴェーア人の王子 (svía jöfri) で、そして彼は自身の館の中で焼かれてウップサラから消え去ったことを伝えていると考えられている。 Ok við vág, viðar (telgju) hræ Ólafs hofgyldir svalg, ok glóðfjálgr gervar leysti sonr Fornjóts af Svía jöfri. Sá áttkonr frá Uppsölum Lofða kyns fyrir löngu hvarf. (仮訳)オーラヴの体を炎が包み、このスヴェーア人の公子は鎧兜を剥ぎ取られた。高貴な一族はウップサラから遠く離れた所へ向かった。
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