「わるい時世」とは? わかりやすく解説

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「わるい時世」(岩に腰かけ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 16:02 UTC 版)

ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ」の記事における「「わるい時世」(岩に腰かけ)」の解説

Ich saz ûf eime steine Ich saz ûf eime steine, und dahte bein mit beine: dar ûf satzt ich den ellenbogen: ich hete in mîne hant gesmogen daz kinne und ein mîn wange. dô dâhte ich mir vil ange, wie man zer welte solte leben: deheinen rât kond ich gegeben, wie man driu dinc erwurbe, der keines niht verdurbe. diu zwei sint êre und varnde guot, daz dicke ein ander schaden tuot: daz dritte ist gotes hulde, der zweier übergulde. die wolte ich gerne in einen schrîn. jâ leider desn mac niht gesîn, daz guot und weltlich êre und gotes hulde mêre zesamene in ein herze komen. stîg unde wege sint in benomen: untriuwe ist in derze, gewalt vert ûf der strâze: fride unde reht sintre wunt. diu driu enhabent geleites niht, diu zwei enwerden ê gesunt. わるい時世石川敬三訳) 岩に腰かけ 脚をくみ その上に肘をばついて 頤と片頬手のひらにうずめ わたしは 一心不乱に考えた、 いかにこの世生くべきかと。 その一つをも失うことなく 三つのものを手に入れるには いかにすべきか、 思案容易に浮かばなかった。 その二つは 名誉と はかない富で、 互いに損い合うもの。 残る一つは 神の恩寵で、 さきの二つに まさるもの。 そのすべてをば ひとつはこに入れたいのだが、 富と俗世名望と そのうえ神の恩寵までが ひとつの胸に入ろうなどとは とてもの事にならぬ相談。 道はせかれ 不実待ち受け 無法横行して 平和と正義は深い傷。 この二つ癒え限り、かの三つには護衛がないのだ。

※この「「わるい時世」(岩に腰かけ)」の解説は、「ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ」の解説の一部です。
「「わるい時世」(岩に腰かけ)」を含む「ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ」の記事については、「ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ」の概要を参照ください。

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