SIG SAUER P226
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/27 00:36 UTC 版)
P228
SIG SAUER P228 | |
概要 | |
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種類 | 軍・警察用自動拳銃 |
製造国 | |
設計・製造 | ザウエル&ゾーン |
性能 | |
口径 | 9 mm |
銃身長 | 98 mm |
使用弾薬 | 9x19 mmパラベラム弾 |
装弾数 |
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作動方式 | ティルトバレル式ショートリコイル |
全長 | 179 mm |
重量 | 742 g |
有効射程 | 50 m |
P226を小型軽量化したモデルとして1989年にリリースされたのがP228である。
このP228は小型軽量化に伴いP226よりも安価になった。それに加え装弾数が13発と多めな事から、アメリカ軍で「M11」の名称で制式採用されている[4]ほか、DHS、FBI、DEA、NCIS、アメリカ空軍特別捜査室 (OSI) と言った捜査機関でも使用されている。また、フランス国家憲兵隊の特殊部隊であるGIGN、ドイツ警察の特殊部隊であるSEK、イスラエル陸軍、日本警察のSAT[4]、海上保安庁のSSTで採用されているのが確認されている。
一般的にP228は、P226のスライドを短くしただけのものと誤解されがちだが、装弾数を減少させることによってフレームがスリム化され、手の小さい人でも使用できるようになっている。また、P226のグリップとも若干異なり、親指が当たる部分がややへこんでいて、P226に比べても握りやすくなっている。
後継のP229が開発されたことで民間への販売は中止された。2012年より民間用のM11-A1が販売されているが、これは新型P229のバリエーションモデルでP228ベースのM11とは別物である。P229及びM11-A1の弾倉は15発まで装弾可能だが、形状が若干違うのでP228及びM11には使用できない。
- ^ Toshi 2003, p. 56.
- ^ Toshi 2003, pp. 56–57.
- ^ “海上自衛隊 特殊部隊 解説”. 2013年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月28日閲覧。
- ^ a b Toshi 2003, p. 55.
- ^ Toshi 2003, p. 59.
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