JR九州885系電車 編成表

JR九州885系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 15:37 UTC 版)

編成表

3M3T(電動車3両、付随車3両)の6両で構成される。下り長崎佐伯寄りからクロハ884形 - モハ885形100番台/200番台 - サハ885形100番台/300番台 - サハ885形 - モハ885形 - クモハ885形となっている。

サハ885形100番台もしくは300番台(いずれも3号車)を編成中から外し、5両編成 (3M2T) で運転することも可能である。このため、同車および同車との連結面は密着連結器となっている。他は、先頭部を除き半永久連結器である。

編成
← 早岐・肥前鹿島
佐世保/博多 →
(リレーかもめ・みどり・かささぎ)
← 佐伯/博多
小倉 →
(きらめき・ソニック)
クロハ884 モハ885 サハ885 サハ885 モハ885 クモハ885
1次車 SM1 1 101 101 1 1 1
SM2 2 102 102 2 2 2
SM3 3 103 103 403 403 403
SM4 4 104 104 4 4 4
SM5 5 105 105 5 5 5
SM6 6 106 106 6 6 6
SM7 7 107 107 7 7 7
2次車 SM8 8 201 301 8 8 8
SM9 9 202 302 9 9 9
SM10 10 203 303 10 10 10
SM11 11 204 304 11 11 11

台湾への輸出

885系の同等車である、台湾鉄路管理局のTEMU1000形(汐止駅

台湾高速鉄道(台湾新幹線)の建設予定がない東部幹線の速達化をはかるため、2004年に中華民国台湾鉄路管理局(台鉄)は丸紅を通して日立製作所に885系の同等車(TEMU1000型)8両編成6本(48両)を発注した。2006年に3本が納車され、2007年に残り3本が納車された。さらに48両発注する計画があったが、コスト合意できないなど理由で2009年に計画中止になった。これにより、台北駅 - 花蓮駅間は従来より30分程度短縮され、2時間以内とされた。運賃設定は「自強号」と同一である。

発注の目的は速達化のみならず、プッシュプル型「自強号」(E1000型)において韓国(現代精工業、現在のロテム)製客車が故障などの不具合が多く遅延や運休を生じているため、その入れ替えの目的もある。

2006年1月17日、台鉄の公募により、列車の愛称は花蓮近郊の太魯閣国家公園にちなんだ「太魯閣号(タロコ号)」に決定した。

2014年12月28日、政府交通部は当形式2編成16両を追加発注することを決定し、2016年より投入された。[26]

脚注


注釈

  1. ^ 2003年、2次車の5両化の際に製造・編成組込

出典

  1. ^ a b c d e f 『鉄道ジャーナル』通巻415号、p.76
  2. ^ a b c 『鉄道ファン』通巻469号、p.42
  3. ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '02年版』ジェー・アール・アール、2002年7月1日、191頁。ISBN 4-88283-123-6 
  4. ^ 『鉄道ファン』通巻469号、p.43
  5. ^ 水戸岡 2009, pp. 128–129.
  6. ^ a b c JR特急列車年鑑 2011, pp. 90–91.
  7. ^ a b 鉄道ファン 2012, p. 33,170.
  8. ^ オランダに485系、日欧「似たもの列車」大集合」『東洋経済ONLINE』、東洋経済新報社、2020年11月6日、2021年2月21日閲覧 
  9. ^ 水戸岡 2009, p. 77.
  10. ^ 『鉄道ジャーナル』第47巻第5号、2013年5月、34頁。 
  11. ^ 『JR電車編成表 2013冬』2012年11月9日、208頁、ISBN 978-4-330-33112-6 
  12. ^ a b c d e 『鉄道ファン』通巻469号、p.50
  13. ^ 九州を走るエコ車両 - ウェイバックマシン(2017年10月2日アーカイブ分) - 九州旅客鉄道 2017年10月1日
  14. ^ a b 885系SM5編成が青帯に」『『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース』交友社、2010年12月27日。2012年10月13日閲覧。
  15. ^ a b c 坂 2011, p. 29.
  16. ^ 鶴 2011, p. 85.
  17. ^ 鶴 2011, p. 82.
  18. ^ 『鉄道ジャーナル』通巻415号、p.72
  19. ^ 『鉄道ジャーナル』通巻415号、p.77
  20. ^ 「新型特急デビュー」『交通新聞』交通新聞社、2001年3月6日、1面。
  21. ^ 「「白いかもめ」晴れ舞台 ブルーリボン賞 博多駅でセレモニー」『西日本新聞西日本新聞社、2001年8月25日、夕刊、10面。
  22. ^ JR九州にて『福が来た!プロジェクト』始動!!”. 福山雅治オフィシャルサイト. 2023年5月4日閲覧。
  23. ^ 車内飲料自動販売機サービスの終了について』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道株式会社(JR九州)https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2022/01/14/220114_jidouhanbaiki_shuryo.pdf2022年1月30日閲覧 
  24. ^ 2022年9月23日ダイヤ改正 西九州新幹線が開業します 在来線各線区でダイヤを見直します』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2022年6月10日、8頁。 オリジナルの2022年6月10日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220610082713/https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2022/06/10/220610_september_23rd.pdf2022年6月18日閲覧 
  25. ^ 「Splatoon3×JR九州」さぁ、キュウシュウを楽しまなイカ?キュウシュウラン開催概要について”. 九州旅客鉄道. 2024年2月16日閲覧。
  26. ^ 臺鐵局積極回應民眾東部運輸服務期待,完成增購4組列車,將於明年底陸續交車投入營運(繁体字中国語) - ウェイバックマシン(2014年12月29日アーカイブ分) - 交通部臺灣鐵路管理局






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