1リットルの涙 (テレビドラマ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 02:15 UTC 版)
キャスト
※ 括弧内は登場人物の年齢。矢印の後ろの年齢は、ドラマで最後に登場した時の年齢を、ドラマの時系列をもとに計算した。
池内家
- 池内亜也〈15 → 25〉
- 演 - 沢尻エリカ
- 本作の主人公。自宅の豆腐店の手伝いもキッチリ行う心優しい女の子。1989年7月19日生まれ。活発で前向きで誰からも好かれる、いわゆる優等生タイプ。
- 中学の頃からバスケに取り組んでいた。ところが進学校である明和台東高校(通称:東高)の受験を控えた2005年3月、15歳という若さで脊髄小脳変性症を発症。病が進行していく中でさまざまなことに葛藤し、涙を流しながらも自分の病気、運命に懸命に立ち向かう。絶望に打ちひしがれる中、母の潮香の助言を受け、『日記(=文章)を書く』ことに己の存在意義を見出し「人の役に立ちたい」と願い続けた。最終話、25歳で死去した。
- 池内潮香〈40 → 51〉
- 演 - 薬師丸ひろ子
- 亜也の母。現在の職業は保健師だが、看護師として働いていたこともある。夫と亜也を含めて4人の子供の面倒を見る、聡明で優しさと厳しさを兼ね備えた女性。
- 病が徐々に進行していく亜也と向き合う中で不安や葛藤を抱えながらも、保健師や看護師としての知識と、母としての愛情と勇気で家族とともに亜也を懸命に支え続ける。やがて、亜也の言葉が亜也の人生にひとつの大きな方向性を与えることになる。
- 池内亜湖〈13 → 18〉
- 演 - 成海璃子
- 亜也の妹。絵を描くのが得意。
- 第二次反抗期の真っただなかで勉強ができて気遣いもできる優等生の亜也を妬ましく罵ったり、父・瑞生に歯に衣着せぬ物言いをすることもあったが、亜也の病状が進行するにつれて、彼女のひたむきさを尊敬するようになった。姉の果たせなかった明和台東高校卒業を実現するために猛勉強の末、見事合格。無事に卒業し、看護師となった。
- 池内弘樹〈11 → 16〉
- 演 - 真田佑馬(当時:ジャニーズJr.)
- 亜也の弟。サッカーが好きで、少年サッカーチームに所属して練習している。基本的には健気な性格で元気な少年。
- 姉の病気のことで同級生に馬鹿にされ、傷つき見下してしまったこともあったが、亜湖の叱咤もあり自分の過ちに気づく。
- 池内理加〈5 → 10〉
- 演 - 三好杏依(第1話 - 第9話)、三好結稀(第10話 - 最終話)
- 亜也の妹。幼い頃は「理加も」が口癖だった。亜湖同様、絵の才能がある。
- 池内瑞生〈45 → 56〉
- 演 - 陣内孝則
- 亜也の父。豆腐屋の店主を営んでいる。ちょっとしたことでカチンときたりして子供じみたところがあり、自分で考えたことを曲げない頑固者である一方、情に厚く、涙もろい人情味に溢れた男性。
- 熱い性格で亜湖からは「うざい」などとあしらわれることが多い。潮香や子供たちとともに亜也を支え、父として亜也を見守り続けた。
麻生家
- 麻生遥斗〈15 → 25〉
- 演 - 錦戸亮
- 亜也のクラスメート。生物部に所属している。一人で考え一人で行動に移すタイプで不器用で頑固な性格は父譲り。
- 高校受験当日、亜也と同じ高校受験票を持っていたが、辞めようと思っていた所、偶然遅れていた亜也と出会った事で、亜也を送り届けるだけのつもりが2人とも補欠で受験となり合格、亜也とクラスメイトとなった。
- ある事故がきっかけで父と対立し、かたくなに心を閉ざしていたが、亜也と関わっていくうちに彼女を愛し、陰から日向から彼女を護っていくようになる。
- その想いと行動はやがて、遥斗の進むべき道を決定づけることになる。明和台東高校卒業後は常南大学医学部に進学し、亜也の死後、彼女が入院していた附属病院で神経内科医となった。
- 麻生芳文〈50 → 55〉
- 演 - 勝野洋
- 遥斗の父。亜也が生涯世話になる常南大付属病院で外科部長を務めている。生真面目で頑固な性格。
- ある事故で遥斗と距離を置くようになってしまうが、常に遥斗を心配している。のちに遥斗に大きな影響を与える。
- 麻生佐和子〈48〉
- 演 - 兎本有紀
- 遥斗の母。
- 麻生圭輔〈18〉
- 演 - 佐藤祐基
- 遥斗の兄。彼と渓流で魚釣りをしていた時に急流に巻き込まれて水難事故で死亡した。生前は頭が良く、両親からも自慢の息子として将来を期待されていた。
明和台東高校
- 西野良三〈30〉
- 演 - 佐藤重幸(現:戸次重幸)(TEAM NACS)
- 亜也の高校の担任で女子バスケ部の顧問。
- どこにでもいる平凡な教師で、まだ経験が浅いため保護者たちや生徒の意見に流されがちである。
- 杉浦まり〈15 → 18〉
- 演 - 小出早織
- 亜也のクラスメートで中学時代からの親友。いつも亜也のことを気にかけていた。女子バスケ部に所属。
- 松村早希〈15 → 18〉
- 演 - 松本華奈
- 亜也のクラスメート。同じクラスで同じ部に入ったことから亜也たちと仲良くなる。
- 彼女が友達である以上、まりと一緒に精一杯手助けをしてきたが時々つらいと感じていたことも。高校卒業後はひとり暮らしに憧れていたこともあり東京の大学に進学することに。
- 恩田耕平〈15 → 18〉
- 演 - 水谷百輔
- 亜也のクラスメート。遥斗の中学時代からの親友で楽天家でおちゃらけ者。生物部に所属し、亜也たちと交流を深めていくようになる。後に大学受験に失敗している。実家はスーパーを営んでいる。
- 中原慶太〈15 → 18〉
- 演 - 橋爪遼
- 亜也のクラスメート。マジメを絵に描いたような性格の持ち主でいつも敬語で話している。生物部に所属しており、生物に並々ならぬ情熱を抱いている。
- 高校卒業後は、生物についてもっと研究するために北海道の大学に進学することに。
- 富田圭子〈15 → 18〉
- 演 - 葵
- 亜也のクラスメート。遥斗の幼馴染で恋愛感情を抱いており、彼が亜也と仲良く話していることに少し嫉妬している。
- クラス内で亜也を除け者にするような言動が多々あり、遥斗の逆鱗に触れ「2度とそんな口聞くな」と言われてしまう。亜也が養護学校へ転入することを決め、クラスメイト全員に向けて話した話を聞いて涙した。
- 大橋美歩〈15 → 18〉
- 演 - 川原真琴
- 亜也のクラスメート。
- 本田香織
- 演 - 星野奈津子
- 女子バスケ部部長。
- 河本祐二〈17〉
- 演 - 松山ケンイチ
- 亜也の中学時代からの憧れの先輩で男子バスケ部に所属。自身も亜也に一目置いていた。
- 亜也の病状が悪化するにつれて、彼女を避けるようになった。それを察した亜也から「さよなら」と電話で別れを告げられた。
- 武田誠〈17〉
- 演 - 遠藤雄弥
- 河本の友人で、男子バスケ部に所属。河本に対し歯に衣着せぬ意見を言う。
医療関係
- 水野宏〈33 → 44〉
- 演 - 藤木直人(特別出演)
- 亜也の担当医。常南大学付属病院の神経内科に勤務。脊髄小脳変性症の治療と研究を専門にしている。宮下信太郎の教え子。
- 亜也と両親を支えていく一方で、彼自身も、懸命に病に立ち向かう亜也の姿に影響を受けて変わっていく。遥斗に大きな影響を与える。
- 岡崎誠
- 演 - 矢島健一
- 神戸医科大学病院神経内科教授。
- 田辺慎太郎
- 演 - 小林正寛
- 理学療法士。亜也の歩行訓練などのリハビリに献身的に付き添った。
- 宮下信太郎
- 演 - 森山周一郎(第2話)
- 清林医科大学病院長であり、小脳脊髄変性症を40年研究してきた神経内科教授。
- 佐々木医師
- 演 - 宇納佑
※ 宮下信太郎を演じる森山は映画版で患者役、ドラマ版では医師役という形で出演している。
その他
- 川上さくら
- 演 - 円城寺あや
- ご近所さん。
- 松村香苗
- 演 - 栗田よう子
- 藤村まどか
- 演 - 浜丘麻矢(第9話・第10話)
- 養護学校の担任。日々進んでいく病状や障害を受け入れるのを怖れる亜也に厳しいことを言うこともある。
- 第10話で高野と結婚。
- 高野喜一
- 演 - 東根作寿英(第9話 - 最終話)
- 養護学校のボランティア。まどかの恋人。本業は「文芸総合出版」の営業マン。
- 第10話で潮香の勤務先に訪れ、まどかとの結婚式に招待すると同時に、潮香にあることを依頼する。
- 及川明日美〈16 → 17〉
- 演 - 大西麻恵(第7話・第9話)
- 亜也の養護学校のクラスメートで、寮では亜也と同室になる。亜也のひとつ年上。
- 水野の元患者で14歳のときに膠芽腫を発病。亜也以上に症状が進行しているものの、持ち前の明るさと気丈さで病と向き合っている。亜也の良き友達でもあり、良き先輩である。
- 及川菊枝
- 演 - かとうかずこ(第7話)
- 明日美の母。同じ病を患う娘を持つ母親の「先輩」として、水野の紹介で養護学校を訪れた潮香を励ます。
※ 明日美を演じる大西と菊枝を演じるかとうは先に制作された映画版で亜也と潮香を演じており、ドラマではゲストという形で出演している。
- ^ 第1回は10分拡大、最終回は15分拡大。
- ^ “発表!『2005年 年間連続テレビドラマ満足度ランキング』!”. オリコン (2005年12月28日). 2018年10月9日閲覧。
- ^ “300人に聞いた!「今まで見た中でいちばん号泣したドラマ」ランキング ベスト14!”. TVマガ (2020年11月16日). 2021年1月31日閲覧。
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