金魚の病気の一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/01 07:27 UTC 版)
病気の治療法
- 細菌が原因の場合
- オキソリン酸・塩酸クロルヘキシジンなど抗生物質の投与。水槽に入れてしまうと硝化細菌も一緒に死んでしまうので、できれば隔離したほうがいい。
- カビ・原生動物
- メチレンブルー・マラカイトグリーンなど色素剤投与。薬剤が光分解されることや、溶存酸素が減る。
- 寄生虫
- 高濃度の食塩水で粘膜に付いた寄生虫を粘膜ごと落とす(金魚を弱らせたり再発したりと失敗した場合のリスクが高い)。
- トリクロルホン(有機リン剤)投与。神経毒の薬物であるため、入れすぎ・魚へ直接かけてはいけない。
- 浮袋の異常
- 有効な治療法無し。浮上転覆に伴う爛れは、抗生物質で治療する。
- お腹を壊している
- 数日間、餌を与えない。その後、稚魚用の餌またはプランクトンを少量与え、徐々に量を増やしていく。
- 種々のトラブルに有効
- 食塩(ミネラル類やアミノ酸類のなるべく少ない、なるべく「NaCl」に近いもの)を1日0.1%程度ずつ添加し、0.5%(水1Lあたり5g)にする。金魚の生理的食塩水濃度は、ヒトとほぼ同等で0.9%であるため、金魚の体力回復が期待できる。また、トラブルの原因である微生物類のうち、塩に弱いものに対する殺作用も期待できる。
- 水温を1日1℃程度ずつ上げて28℃にする。金魚の体力回復が期待できる。上記の薬剤添加と併用すると、効果が上がる場合が多い。
関連項目
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「金魚の病気の一覧」の続きの解説一覧
- 1 金魚の病気の一覧とは
- 2 金魚の病気の一覧の概要
- 3 病気の治療法
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