赤池駅 (福岡県) 利用状況

赤池駅 (福岡県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 21:16 UTC 版)

利用状況

2015年度の1日平均乗降人員は292人である。

駅周辺

駅前風景(2018年1月)

旧赤池町の南端部に位置する。

エピソードなど

九州鉄道の前身である筑豊興業鉄道がこの路線を敷設する際、当初はこの赤池までの「赤池支線」とする予定だった。しかし当時、この地は伊田町や後藤寺町(現・田川市)、糸田町などから小さな川を通じて小さい船で運ばれてきた石炭を大きな五平太舟に積み換える中継点であり、川岸の料理屋もその船頭たちで賑わっていたため、駅の設置に対して船頭や料理屋が猛反対した。そのため筑豊興業鉄道は赤池に駅を造らず、その先の金田まで線路を延ばし金田駅を設置した。ところがこれにより、それまで船でこの地まで運ばれて来た石炭が金田駅で貨物列車に積み換えるようになり、さらには金田町に新炭鉱も出来、町が賑わうようになってしまった。そのため赤池の人々は後に九州鉄道に陳情を申し入れ、駅が設置された。「赤池町史」にはこの出来事が赤池町の発展を阻害したとして、そのエピソードが綴られている。

隣の駅

平成筑豊鉄道
伊田線
ふれあい生力駅 (HC7) - 赤池駅 (HC8) - 人見駅 (HC9)

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、792頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b “門鉄、来月から9線区で合理化 25駅無人化 委託化は5駅”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1984年1月24日) 
  3. ^ 「通報 ●山口線大歳駅ほか76駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1984年1月30日、32面。
  4. ^ a b 時刻表:赤池駅”. へいちくネット. 平成筑豊鉄道. 2022年12月28日閲覧。


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