自動車駅 国鉄分割民営化後

自動車駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 21:15 UTC 版)

国鉄分割民営化後

発券業務を行わなくなった自動車駅(霞ヶ浦線・江戸崎駅)
改築の上物産販売店を入居させている例(平庭高原線葛巻駅

分割民営化後、JRバス分社化に伴い、同じJR同士であっても鉄道とバスは連絡運輸の扱いとなった。また、連絡運輸のうち、取り扱いの少ないものについては廃止されている。鉄道との連絡乗車券を発売しなくなったため、自社の乗車券類のみを発券するようになったり、窓口営業自体が廃止されるケースも増加している。窓口営業が廃止された後も、待合室や乗務員の宿泊設備などが設置されている場合は、建物はそのまま残され、JRバスから他の事業者に移管された後も継続して使用されることもあるが、近年は駅舎の老朽化に伴い解体されるケースや、交通量の多い道路沿いにあることから賃貸店舗に改築されるケースもある。

移転改築された後も営業が継続されている例(北薩線・薩摩郡山駅)
JRバスが撤退した後も駅施設のみが残る例(天竜線[現:遠鉄バス北遠本線]・瀬尻駅)

一方、営業所や支所、操車所などの運行拠点と併設されていた自動車駅の場合は、定期券や回数券などの発売のために窓口営業が継続されている。北薩線薩摩郡山駅のように、移転改築された後も窓口営業が継続されているケースもある。また、塩原線の塩原温泉駅京鶴線周山駅のように、JRバスが撤退した後の代替交通機関との乗り継ぎターミナルとして機能させるケースもある。

変わったケースでは、瀬戸南線瀬戸記念橋駅と瀬戸追分駅の窓口閉鎖と同時期に、別の場所(名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅前の「パルティせと」内)でチケットカウンターとして営業を開始した例もある。


  1. ^ 種村直樹「さよなら国鉄最長片道きっぷの旅」(1987年・実業之日本社)p207による。
  2. ^ 『バスジャパン・ハンドブックシリーズ5 中国ジェイアールバス』p23
  3. ^ 宮脇俊三「時刻表2万キロ」(1978年・河出書房新社)p194による。なお、当時宮田町に路線バスを運行していたのは国鉄バスのみである。
  4. ^ 黒部ダムを見る・楽しむ”. 黒部ダム/関西電力. 2022年8月14日閲覧。
  5. ^ 東日本旅客鉄道株式会社一般乗合旅客自動車運送事業取扱規則 (PDF)





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