相模原市立図書館 相模原市立橋本図書館

相模原市立図書館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/23 07:27 UTC 版)

相模原市立橋本図書館

相模原市立橋本図書館
施設情報
延床面積 2,784.4 m2
開館 2001年(平成13年)9月29日
所在地 252-0143
神奈川県相模原市緑区橋本三丁目28-1(ミウィ橋本6階)
位置 北緯35度35分42.11秒 東経139度20分44.53秒 / 北緯35.5950306度 東経139.3457028度 / 35.5950306; 139.3457028
ISIL JP-1001326
統計情報
蔵書数 315,061冊(2016年[1]時点)
貸出数 695,611冊(2016年[1]
来館者数 889,843人(2016年[1]
貸出者数 216,666人(2016年[1]
公式サイト 橋本図書館
地図
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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相模原市立橋本図書館が入っている商業ビル「ミウィ橋本」

沿革

  • 1979年(昭和54年)4月:大沢・橋本・新磯・南文化センターの各公民館図書室、開室[23]
  • 1991年(平成3年)11月:橋本駅北口C地区市街地再開発事業として、北部方面図書館の計画を決定[23]
  • 1998年(平成10年)1月:図書館協議会から「北部方面図書館の建設計画について」の意見を具申[23]
  • 2000年(平成12年)7月:北部方面図書館建設工事契約を締結し、着工[23]
  • 2001年(平成13年)
    • 3月:図書館条例の一部を改正し、北部方面図書館を「市立橋本図書館」に決定[23]
    • 9月29日:橋本図書館開館[24]
      開館時の蔵書冊数は10万冊(この時点での将来目標は18万冊)[24]
  • 2002年(平成14年):八王子市との提携を開始[24]
  • 2005年(平成17年)12月:YA大賞を発表[23]
  • 2006年(平成18年):子育て支援コーナーが誕生[24]
  • 2007年(平成19年)9月4日:インターネット予約を開始[24]
  • 2008年(平成20年):健康情報コーナーを開始[24]
  • 2009年(平成21年)
    • 10月:窓口など、業務委託を開始[23]
    • 12月1日:DVDの貸出を開始[23]
  • 2013年(平成25年):資料の貸出可能点数を6点(そのうちAV資料2点含む)から、本10点とAV資料3点の合計13点に変更[24]

立地

  • JR横浜線・JR相模線京王相模原線橋本駅北口正面にある公立図書館である[25]。首都圏の広域中核都市として重要な役割を担う相模原市のこの地区は橋本駅北口C地区市街地再開発事業に基づき住居エリア・商業エリアと公共エリアが共存し、新しいスタイルの町が形成されている[25]。建物はJR横浜線橋本駅の隣地に建設された再開発ビル「ミウィ橋本」と共用しており、6階に位置する橋本図書館は民間商業施設との複合施設として計画・建設され、2001年(平成13年)9月29日にオープンした[25]。地階から5階までは112店舗もの民間商業施設が存在し、さらに7階・8階には文化ホールがある[25]

建築概要

鉄骨鉄筋コンクリート造であり、設計監理は井上穰建築デザイン研究所が担当した。地下2階地上9階建であり、6階の図書館の延床面積は2,784.43平方メートルである[25]。「マルチメディア情報センター」として情報通信の受発信拠点の役割を担うべく、その施設整備が総務省所管の「マルチメディア街中にぎわい創出事業」として採択されていた[25]

施設概要

図書館全体は石・木・鉄素材を使用し温かみがあり、環境に留意した構成となっている[25]

雑誌・新聞コーナー[25]

導入部として親しみやすい空間を演出するブラウジングコーナー。入口右側に展開している。閲覧席40席、ソファー16席、ベンチ30席が設置してあり、雑誌や新聞が配架されている。

一般書コーナー[25]

木・アルミ・スチールの各素材の特徴を生かした書架を採用。側板・天板は木製、棚板は書籍の展示が可能となるようにアルミ製のディスプレイレールを埋め込んだ木製DRパネルを採用している。

情報検索室[25][26]

市内の主要な生涯学習施設や相模原市北部地域の催しや、図書館の利用案内や書籍の新刊案内が動画で案内されるV・O・D端末を2台設置されていたが、現在は検索用端末が6台設置されている。「情報検索室」と付いているが、壁で区切られてはおらず、端末の処理、配線処理などに考慮した構造となっている。

こどものほんのコーナー[25]

「宇宙のイメージ」を中心にデザインし、白色を基調としたビーチ材使用の家具が配置されている。開放的な空間が演出できるように、全ての書架は天板の上で展示配架ができるようになっている。

音と映像のコーナー[25]

AVブースは5席、その内車椅子利用者対応可能な席は1席である。CD視聴ブースは3人用が設置されている。

調べものコーナー [26]

各種の参考図書、郷土・行政資料、新聞の縮刷版などを配架しているコーナー。閲覧用のテーブルと、個人が持ち込んだパソコンが利用できる電気コンセント付きキャレルデスクが設置されている。天板が電動で昇降するテーブルが2席設置してある為、車椅子対応が可能である。

マルチメディア体験室[25]

CD/DVD-ROMなどの電子資料閲覧端末が2席、インターネット用端末が6席設置されている。

読書席[25]

閲覧席は18席、破損しにくいアクリル材を使用したキャレルデスクは40席設置されている。車椅子利用者対応が可能な電動昇降式天板を採用した席は2席である。

研修室[27]

パソコンが17席あり、パソコンやインターネットを使う研修に利用できる。研修が行われない日は個人利用としてインターネットを利用することができる。

グループ読書室[27]

16席あり、読書会やグループ勉強など図書館の資料を利用して活動する場合に利用できる。

利用案内

  • 開館時間[28]
    • 火曜日~金曜日9:30~20:00
    • 土日・祝日9:30~18:00
    • 12月28日9:30~17:00(12月28日が月曜日の場合は休館)
  • 休館日[28]
    • 月曜日(月曜日が休日の場合は開館、翌日の火曜日が休館される)
    • 1月・4月を除いた毎月第2木曜日(第2木曜日が祝日に該当する場合は開館され、翌日金曜日が休館)
    • 12月29日から1月4日の年末年始
    • 4月5日から4月11日の蔵書点検日期間中

貸出書数は最大1人10冊、期限は2週間以内である[28]。 ビデオ・CD・DVDなど視聴覚資料の貸出数は最大1人3点で、期限は本同様2週間以内である[28]。 視聴覚資料は本の貸し出し数に含まれない[28]。本の貸出は総合カウンターで行われており、借りる際には資料と貸出券が必要となる。総合カウンターは館の中心に設置され、端末は7台設置されている[25]。 貸出券は相模原市内の図書館と共通に使用可能[28]。 貸出券の発行は相模原市在住者、在勤者、在学者の他にも秦野市、厚木市、大和市、伊勢原市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村、町田市、八王子市、上野原市に在住者も対象となるが他にも多摩美術大学、東京工科大学、桜美林大学の学生や教職員も対象とされる[28]。 貸出券の有効期限は4年間[28]。 本人が手続きできない場合は代理人選任届を提出することで利用ができる[28]。 資料の予約は図書・雑誌合わせて1人10冊まで受付可能であるがしかし禁帯出本、マンガ、ビデオ、CD、DVD、発売前の本・雑誌、問題集、学習参考書の予約・リクエストは受付不可とされる[28]。 予約は窓口、利用者検索機、ホームページから受け付けている[28]

他機関との連携

近隣自治体、大学、市内小中学校、公民館やアートラボはしもとなどの他機関と連携している[29]

イベント

毎月第1・3水曜日に0・1歳児向けの「つくしちゃんのわらべうた」と2・3歳児向けの「たんぽぽおはなし会」を開催している。毎月第2・4水曜日には4歳児から小学生向けの「すみれおはなし会」を開催している[30]。 毎週土曜には誰でも参加可能な「土ようおはなし会」を開催、第5土曜日にはかみしばい会を開催している[30]

刊行物案内

「はしもと図書館報 Hi!」「ほんのもり」「Youthful Days(ユースフルデイズ)」「子育て支援サービス情報誌 スマイルレター」「YAライブラリー(YAコーナー新着図書紹介紙)」「ビジネス支援サービス お役立ちブックリスト」「就職支援サービス 就職情報の探し方&ブックリスト」「発見相模原」「調べる本の紹介」「健康情報サービスブックリスト 健康情報ニュース」「YD petit(ワイディープチ)」2017年7月現在13種類ある[29]


  1. ^ a b c d e f g h i j 相模原市. “相模原市の図書館2016(図書館年報)統計” (PDF). 2017年7月12日閲覧。
  2. ^ 相模原市立図書館条例
  3. ^ 石井篁『わがまちの変遷』相模経済新聞社、2014年、pp.53-57, p.771
  4. ^ 相模原市立図書館 2016.
  5. ^ 日本図書館協会 1979, p. 54.
  6. ^ 相模原市立図書館 交通案内
  7. ^ a b c d [1]
  8. ^ a b c 神奈川県図書館協会 2016, p. 14.
  9. ^ a b c 神奈川県図書館協会 2016, p. 72.
  10. ^ 他市町村の図書館の利用について
  11. ^ 相互協力実施大学図書館(市内の大学、多摩美術大学、東京工科大学、桜美林大学)の利用について
  12. ^ 相模原市立図書館おはなし会カレンダー
  13. ^ 神奈川県図書館協会 2016, pp. 96–97.
  14. ^ a b 相模原市立図書館 2016, pp. 35.
  15. ^ a b c 相模原市立図書館 2016, pp. 36.
  16. ^ a b c 相模原市立図書館 2016, pp. 37.
  17. ^ a b 相模原市立図書館 2016, pp. 38.
  18. ^ a b c d 相模大野図書館利用案内、2017年
  19. ^ 相模原市立相模大野図書館 1990.
  20. ^ 相模大野図書館 書架案内図
  21. ^ 相模大野図書館ウェブサイト
  22. ^ 神奈川県図書館協会 2016, p. 97.
  23. ^ a b c d e f g h 相模原市”. 2017年7月5日閲覧。
  24. ^ a b c d e f g 『はしもと図書館報 HI!』50号。 
  25. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『LIBRARY and LIBRARY』キハラ、2001年1月号
  26. ^ a b 橋本図書館館内案内”. 2017年6月21日閲覧。
  27. ^ a b 相模原市立図書館『相模原市の図書館2017』相模原市立図書館、2017年、32頁。 
  28. ^ a b c d e f g h i j k 相模原市. “相模原市の図書館トップ > 利用案内”. 2017年6月7日閲覧。
  29. ^ a b 神奈川県の図書館2016
  30. ^ a b 児童サービス”. 相模原市. 2017年7月5日閲覧。
  31. ^ 相模原市行財政構造改革プラン(案)”. 相模原市. 2021年1月15日閲覧。


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