出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 03:19 UTC 版)
登場人物
ロボット
主人公系
ロボコン
本作品の主人公で、1期生のお手伝いロボット。栗原家に居候し、一人前のロボットになるべく努力するが失敗も多く、ガンツ先生から0点やマイナス100点をもらうこともしばしば。失敗した時には両手で頭を押さえて「ウララ〜」というのが癖。人間社会で様々な人々との出会いやドラマを経験するうちに成長し、後半は100点や他の点数をもらうことが増えてきた。ゴキブリ が嫌いで[10] 、姿を見ると大暴れして周囲を破壊してしまう。「ロボレナリン・全開!」の言葉と共にフルパワーを発揮する。さらに本気を出した時の掛け声は「根性! 根性! ロボ根性!」。
14話では人工衛星「テラ」の電波を浴びて真面目キャラになった。
ガンツ先生
ロボコンたちを育てている先生ロボット。生徒にはいつも厳しい評価を下すが、努力や良い行いに対する労いの言葉も忘れない。なぜか生徒には見ることができる幽霊を彼は認識できない。
ロビーナ
本作品のヒロインで、『がんばれ!!ロボコン』(以下:旧作)のロビンに相当する[5] 。ロボコンにとっては憧れの存在のキューピッドロボット。「ラブラブアロー」と「ときめきハープ」で男女の仲を取り持つことが使命。他のロボットとは違い、外見は人間とほぼ同じ。
小嶋によれば、宇宙人であった旧作のロビンと違い、正真正銘のロボットにしたのは、ファンタジー的な要素は『カブタック』『ロボタック』にもあったので、逆に今回はそれをなしにしようという意図があったと述べている[13] 。
1期生
ロボデジ
勉強ロボット。頭部がパソコンを模しており、顔(両目)がデジタル数字の「88」であり、心情により形が変わる。学校で人間の生徒相手に教師を務めている。また頭脳優秀な割にとんでもない見落としをしていることも多く、ロボイド登場後はその傾向が顕著になり、彼の発明品が騒動のきっかけとなることもあった。IQ は2000[15] [10] 。頑固な面がある。
ロボゲタ
天気予報ロボット。ゲッターシューズ を飛ばして天気予報を行うが、その的中率は0.1パーセント[15] 。ショックを受けると顔と風速計、天気図、両肩のハートマークが弾けてしまう[注釈 2] 。ロボイド登場後はロボイドの行いで突然不良ロボットになってしまい、ロボボスの手下となって他のロボットの邪魔をしたり、ガンツ先生から厳しい叱責を受けてしまうことが多くなった。しかし第31話でロボイドが三億円強盗犯人の濡れ衣を着せられた際はロボボス共々ロボイド無罪の現場を偶然目撃した際はロボボスがロボイド無罪を言わないのに対しロボゲタは言うか言わないか迷ったり、ロボイドが三億円強盗犯人の濡れ衣を着せられた事件の日にガンツ先生の採点を行わず去って行った際はロボコンとロボデジ共々心配して追い掛けたりする等、ロボボスと違い完全な不良ロボットになる事が出来なかった。
ロボボス
ゴリラ型の不良 ロボット。気に入らないことがあるとだれかれ構わず殴り飛ばす乱暴者だが、情に厚い一面もある。その怪力を活かして普段は建設会社で働いている。ロボイド登場後は彼の能力に嫉妬し、グレて他のロボットの邪魔をしたり、ガンツ先生から厳しい叱責を受けてしまうことが多くなった。アルコールをエネルギー源とし、日本酒が大好物。両腕のボスットパンチ が武器。パワーは500馬力[15] [17] 。
ロボビン
運送会社「マイマイ急便」で働く配達カタツムリ型ロボット。走行形態のマイマイバイク [10] [注釈 3] に変形し、殻部分に荷物を収納して配送する。おしゃべりな性格で、その口の軽さが災いしたこともあった。親友であるロボコンとの友情には厚く、ロボコンに泥棒の疑いがかかった際も彼の潔白を信じるジュンに協力して事の真相を探った。マイマイバイク形態での最高時速は500キロメートル[10] [18] 。
ロボビンのスーツアクターを務めたおぐらとしひろ は、崖からの落下シーンでは前面にタイヤ、背面に殻部分、足にもタイヤがあったため腕から落ちるしかなかったと証言している[20] 。
ロボピー
婦警 ロボット。顔はお世辞にも美人とは言えない。ロボコンに惚れており、ロボコンが嫌がるのも構わず「ダーリン」と呼んで追いかけ回すが、ロボイド登場後はロボイドにも惚れてしまいロボコンとロボイドと何方と付き合うか本気で迷っていた。警察官としての職務には忠実で問題を抱えた人には真摯な態度で接することもあった。しかし第31話で三億円強盗犯人が使用したと思われる鞄にロボイドのスタンプが有った事からロボイドを三億円強盗犯人の犯人と誤認逮捕しそうになった事が有る。犯人を逮捕する時には、巨大な手錠・つかまえ手錠 をブーメランのように投げ付ける。左手にはロボピーバズーカ を装備する[15] [10] 。胸の部分を開いて太陽エネルギーを充填する設定だが、作中で開いたことはない。口にアンコが付いていたことから人と同じく、普通に食事が出来る模様。
ロボケロ
カエル型のカラオケロボット。「歌いましょ〜」「歌は世界を救います!(これは前期EDの歌いだしでもある)」が口癖で、歌で人間を幸せにするのが役目。普段はカラオケ店で働いている。十八番は「カエルの歌」。動力は自身の歌による振動(による自家発電)[注釈 4] である。口の中のケロケロモニター に採点機能を持つ[15] 。
スーツアクターを務めたおぐらは、車に乗って歌うシーンではアクション監督の村上潤から足に命綱をつけることを提案されていたが、落ちた際に引きずられてしまうためかえって危なく、手の形状から窓を掴むこともできないため、そのままの状態で乗って演じた[20] 。
ロボモグ
料理ロボット。何を作ってもカレー味になってしまうが[10] 、カレーの味だけは絶品。料理を残されると激しく怒る。腹部に電子レンジを内蔵しており、ボールにカレーをかけたり、顔料になる岩石を加熱したこともある。エネルギー源は植物性の油[23] 。
2期生
諸元
ロボイド
身長
175 cm
体重
111 kg
ロボイド
ヒーロー的な外見の秀才勉強ロボット。ロボット学校の学級委員長を自称し、「委員長のこの私が〜」が口癖。様々な人助けをするが、エリートゆえに他人の気持ちを慮ることが苦手で、その行動は的外れになることも多かった。モモコに惚れていたが全く相手にされなかった(好意を持っていること自体がモモコに伝わっていなかった節もある)。動力は原子力。腕はマジックハンドやスタンプに付け替えることが可能。
デザインは旧作のコミック版におけるロボメカが元になっている[24] 。
諸元
ロボガシャ
身長
170 cm
体重
100 kg
ロボガシャ
自販機ロボット。基本的に温厚なボケキャラ。おもちゃから日用品まで、カプセルから出てきた物を実体化させる。小さなカプセルから、巨大なベッドなども出せる。ガチャガチャのハンドルの回転による発電で稼動している。
諸元
ロボパチ
身長
185 cm
体重
88 kg
ロボパチ
取材ロボット。腹部がカメラ 、尾の先がマイク になっているカメレオン 型ロボ。姿を消すことができ、スクープを狙うためのなりふり構わぬ行動が栗原家を崩壊の危機に追い込んだり、他のロボットたちに責められたこともあった。
ロボプル
マスコットロボット。登場したロボットの中で一番小さい。掃除機になったり、頭部のプロペラプルプルローター が分離してロボコンの飛行用プロペラになったりする[注釈 5] 。ロボコンの弟分的存在として可愛がられる。
栗原家
栗原 豪太郎 ( くりはら ごうたろう )
栗原家のパパ。サラリーマンで、プラモ作りが趣味[7] 。ロボコンを厄介者としているが、家族のように扱う一面がある。大福 はこしあんが好き。
小嶋によれば、キャスティングに関しては特別二枚目ではないけど、極端に三枚目ではない方というイメージで渡辺を選んだという[13] 。
栗原 光子 ( くりはら みつこ )
栗原家のママ。専業主婦。夫同様、ロボコンを厄介者としているが、家族のように扱う一面がある。大福はつぶあんが好き。犬を苦手とする[7] 。
小嶋によれば、キャスティングは庶民的なイメージだった旧作と違い、「自分のお母さんはかっこよくて、美人でいてほしい」という子供が多かったことと、旧作を見ていた視聴者はピンク・レディー のファンでもあるため、その層が見るという狙いで未唯 に依頼したという[13] 。
栗原 モモコ ( くりはら モモコ )
栗原家の長女。中学2年生[7] 。ロボコンからは「モコちゃん」と呼ばれている。アイドルに憧れている[7] 。
栗原 オサム ( くりはら オサム )
栗原家の長男。小学6年生[7] 。パソコンが趣味で[7] 、好物は牛丼 。
栗原 ジュン ( くりはら ジュン )
栗原家の次男で、末っ子。当初は幼稚園児だったが、10話から小学生に進級する[7] 。家族の中でロボコンとは一番仲が良い。
24話ではロボコンが「お金をなくして困っている」と嘘をついた少女ヨーコ に騙されて未払いだった電気代を渡してしまい、彼女から内緒にしてほしいと約束されたために真実を打ち明けられず栗原家を追い出されてしまうが、ジュンは「ロボコンが何か隠し事をしている」と勘づき、家族の中で唯一ロボコンの潔白を信じてロボビンと共に真相を探った。