注射
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/27 03:47 UTC 版)
投与経路による分類
薬液を投与する部位によって効き方(薬物動態)が異なる。以下のように分類される。
皮内注射
皮下注射
筋肉内注射
- 詳細は「筋肉内注射」を参照
- 筋肉中に薬液を投与する。筋注(英: intramuscular: IM)と略される。針は皮膚に対し垂直に近い角度で刺す。数 mLまで投与できる。一般に皮下注射より有効成分の吸収は早い。筋肉が未発達な小児への筋肉注射は大腿四頭筋拘縮症の原因の一つといわれている。また、筋肉内には神経や動脈が走っているので投与の際は損傷を避ける必要がある。
静脈内注射
- 薬液を直接静脈内に投与する。静注(英: intravenous: IV)と略される。皮下注射や筋肉内注射のような容量の制限がなく、効果の発現も早い。100 mL 以上で水分、栄養素の投与などを目的とするものは一般に『輸液』と呼ばれている。少量を一度に投与する場合には注射器を用いるが、50 mLを超える場合には点滴で投与する。輸液ポンプを使って長時間一定速度で投与する方法もある。一般的には末梢の静脈に投与するが、高カロリー輸液は中心静脈に投与する。
その他
- ^ 定期の予防接種実施要領
- ^ a b 寺田喜平、他 (2005). “個別包装アルコール綿変更による経済効果”. 川崎医会誌 21: 161 .
- ^ “厚生労働省 B型肝炎訴訟について”. 武蔵野赤十字病院. 2019年5月27日閲覧。
- ^ “600人以上がHIVに感染、不潔な注射器が原因か”. AFP (2019年5月27日). 2019年5月27日閲覧。
注射と同じ種類の言葉
品詞の分類
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