波形メモリ音源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/02 06:30 UTC 版)
その他の波形メモリ音源使用例
波形メモリ音源エミュレータ
- Chip32(VSTプラグイン。最大同時発音数・8)
- プチコンシリーズ - 曲や効果音のために波形メモリ音源を利用でき、MMLで制御できる
- プチコンmkII (サンプル数・64または128、量子化ビット数・8、最大同時発音数・16)
- プチコン3号・プチコンBIG(最大同時発音数:PCM音色やPSG音色と合わせて16音)
- プチコン4 SmileBASIC(最大同時発音数:PCM音色やPSG音色と合わせて32音)
- 1チップMSX(SCC-I互換音源。性能はSCC-Iに準ず)
- GXSCC(プリセット音色によるSMFプレーヤー。システムエクスクルーシブを用いて任意の波形を使用できる。)
- FlMML(ニコニコ大百科で「ピコカキコ」の名称で利用されているMMLプレーヤー)
- SiON(すたどんたんのシンセエンジンにも採用されている)
- SCM(X68000用を祖とする音源ドライバ。SCCの音の再現を目指すところから開発が始まったソフトウェア音源。M2 (ゲーム会社)ではその後継ドライバが使用されており、ゲームボーイアドバンス用ソフトウェアである「デ・ジ・キャラット でじこミュニケーション」「でじこミュニケーション2(にょ)」では、同機種としては高音質なBGMの再生を可能にしている。)
- KORG Gadget Kamata (ナムコ C30をエミュレート。iOS/Mac/Windows/Nintendo Switchに対応したソフトシンセ。)
その他各種ゲームマシン・PCエミュレータの一部に組み込まれている。
特にFIMML・SiONなどFlashで動作する波形メモリ音源は、同時発音数の多さやフィルタ・エフェクタが使用可能である事など性能面の向上が行われている。2009年以降はAdobe Flex3およびAdobe FlashCS4以降のダイナミックサウンド生成機能(ActionScript3拡張ライブラリの1つ)を用いた波形メモリ音源のエミュレートが可能[4]となっており、現在様々なシンセライブラリが公開されている。
- ^ 裕之氏によるSCCでのソフトウェアPCMの実装例 他にもワンダースワンなどでの実装が存在している。
- ^ ナムコのファミコン用MMC搭載音源名として『N106』『N106/163』が用いられる事があるが、「N106と呼ばれるチップは実はN160の事だと思われる」旨を、開発者の石村繁一が雑誌上で述べている。シューティングゲームサイドVol.8「日本のゲームを変えた70~80年代のナムコの技術【後編】ナムコ音源伝説」
- ^ 裕之氏によるSCC音源の解析
- ^ 音源の再現にはAction scriptによるプログラミングやライブラリの組み込みによる「エミュレート環境の構築」が必要
- 1 波形メモリ音源とは
- 2 波形メモリ音源の概要
- 3 概要
- 4 その他の波形メモリ音源使用例
- 5 関連項目
波形メモリ音源と同じ種類の言葉
- 波形メモリ音源のページへのリンク