御嵩町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 05:41 UTC 版)
行政
町長
- 初代:伊崎隆三(1955年~1967年、3期)
- 2代目:野呂誠(1967年~1975年、2期)
- 3代目:原貞雄(1975年~1979年、1期)
- 4代目:平井儀男(1979年~1995年、4期)
- 5代目:柳川喜郎(1995年~2007年4月26日、3期)
- 6代目:渡辺公夫(2007年4月27日~2023年7月4日、4期)
- 7代目:渡辺幸伸(2023年7月5日〜)
議会
- 定数:12人[4]
- 任期:2023年(令和5年)7月26日 - 2027年(令和9年)7月25日
施設
官公庁
かつては町内に警察署と岐阜地方法務局の支局が存在したが、前者は可児市、後者は美濃加茂市にそれぞれ移転した。
- 御嵩町役場
- 上之郷出張所
- 中出張所
- 伏見出張所
公民館
- 上之郷公民館
- 御嵩公民館
- 中公民館
- 伏見公民館
運動施設
- 御嵩町B&G海洋センター
- 綱木グランド
産業
特産物として、希少大豆を使用して作られたみたけ味噌という独特の赤味噌がある。また、みたけ味噌を使用した豚ホルモン焼き「みたけとんちゃん」がある。
工業
可児市との境界付近の上恵土地区に、老舗タイルメーカーの不二見セラミック本社工場があったが、2006年8月に倒産した[5]。跡地には大型商業施設のラスパ御嵩が建っている。
- 平芝工業団地 - 自動車関連企業を中心に10社が操業。
- グリーンテクノみたけ - 1998年8月分譲開始。東海環状自動車道(東回りルート)開通を機に全ての区画が完売。自動車関連企業を中心に14社が操業。
- 太陽社電気 御嵩工場
鉱業
かつては石炭の一種である亜炭の一大産出地であった。1869年(明治2年)に炭脈が発見されて以後、1947年(昭和22年)頃をピークに100を超える炭鉱が開山、最盛期には全国産出量の4分の1以上を占め、炭鉱の町として栄えたが、一方で1957年(昭和32年)10月24日には、水没した廃坑から掘削現場へ水が流入して12人が死亡するなどの事故も発生した[6]。1968年(昭和43年)までに全ての炭鉱が閉山した。
坑道と陥没
御嵩町では亜炭の採掘が盛んであったため、現在もその坑道が残っている。坑道は、西は上恵土の木曽川付近から東は中切辺りまで広く存在する。坑道があるのはほとんどが平地で、大久後などの山地にはほとんどない。坑道には深度15メートル以下の空洞もあり、陥没の危険性も高い。実際に町の至る所で小さな陥没が報告されており、大きなものでは2010年10月に顔戸(ごうど)地区で道路と周辺家屋が陥没している[7][8]。逆に深度が50メートルをこえる空洞は、地下水がたまっている可能性が高く、土の圧力に対して抵抗力があるため陥没の危険性は比較的低いとされている。
近年、空洞を支える柱の劣化により町のいたるところで陥没事故が発生するようになった。大規模地震が発生した際には町全体が陥没する可能性があり、町は対策に追われているが、予算不足などもあり、抜本的な解決には至っていない。なお、町にある坑道を埋めるためには500億円~1000億円掛かるとも言われている。
教育
高等学校
中学校
小学校
社会教育
- 中山道みたけ館
- 御嵩町図書館
- 御嵩町郷土館
- 竹屋資料館
美濃加茂市 | 八百津町 | |||
可児市 | 瑞浪市 | |||
御嵩町 | ||||
土岐市 |
- ^ 現在の御嵩町、可児市以外に旧可児郡の町村だった多治見市の土岐川北岸などの地域を管轄。
- ^ 1985年に御嵩警察署は可児市に移転。
- ^ 現在の岐阜県立東濃高等学校。
- ^ “御嵩町議会議員定数条例”. www.town.mitake.lg.jp. 2024年1月20日閲覧。
- ^ “不二見セラミック破産で波紋”. 中部経済新聞. (2006年8月4日) 2018年9月21日閲覧。
- ^ 日外アソシエーツ編集部編 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年、145頁。ISBN 9784816922749。
- ^ “大規模な地面陥没 深さ3メートル、住宅6軒傾く 岐阜”. 朝日新聞. (2010年10月20日) 2018年9月21日閲覧。
- ^ 『顔戸地内大規模陥没について』(レポート)御嵩町 。2018年9月21日閲覧。
固有名詞の分類
- 御嵩町のページへのリンク