与野フードセンター 過去に存在した店舗

与野フードセンター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 09:29 UTC 版)

過去に存在した店舗

彩鮮館

  • 赤山店(領家、1996年(平成8年)12月6日に赤山店を90坪強から140坪に増床する改装を行って彩鮮館へ業態転換[12]

与野フード

  • 久喜店(埼玉県久喜市[12]
  • 和戸店(埼玉県南埼玉郡宮代町[12]
  • 伊刈店(1972年(昭和47年)5月開店[47]、川口市伊刈[47]、店舗面積約1,243m2[47]
  • 櫛引店(さいたま市大宮区櫛引町)借地契約が満了し閉店。跡地は高層マンションとなった。
  • 本町店(与野市(現さいたま市中央区)・1975年(昭和50年)8月開店)–【2005年(平成17年)閉店】創業家・井原家の敷地(本邸から道路を挟み正面、かつては後述の『一心館』が建てられていた場所)にて開業。土地が300坪しかなく駐車場も作れなかった為、1990年代以降は顧客ニーズとの乖離により売上不振が常態化した。
  • 鴻巣店(埼玉県鴻巣市) - 【2011年(平成23年)2月9日閉店】1964年(昭和39年)に開業。井原弥一郎社長と正野三郎専務が現さいたま市の中心エリアをあえて避け、遠洋に出て体力を養うマッコウクジラの生態になぞらえて名付けた「離れ抹香作戦」に基き出店した2号店[55]
鴻巣駅周辺のまちと共に発展してきた与野フードの店舗の中でも老舗中の老舗だったが、2000年代半ばに完成した駅直結の商業施設「エルミこうのす」内のスーパー「ブルーミングブルーミー」(いなげや系列)の開業が売上を直撃。賃料の値上げにも対応出来ず閉店に至った[56]

フードガーデン

  • 佐知川店(2004年(平成16年)4月15日開店[57]、埼玉県さいたま市西区佐知川13[57]、店舗面積約2,153m2[47]

  同一敷地内に駐車場を共有する形でドラッグストアのマツモトキヨシや100円均一店のキャンドゥが出店していた[57]。現在はトライアルに転換。

  • 櫛引店(2012年(平成24年)12月開店 さいたま市大宮区櫛引町1[47]、店舗面積約1,345m2[47]、旧ヨークマート大宮櫛引店[47])一番新しい店舗だったが、2019年(令和元年)に閉店。
  • 春日部大沼店(春日部市大沼3、9:00 - 21:00)2020年(令和2年)7月12日15時に閉店[58]。比較的競合の少ない地域ではあるが、「コープみらい」が長年に渡り近隣住民の支持を集めており、2003年(平成15年)の開業以来苦戦が続いていた。

Y-VALUE

  • 籠原店(埼玉県深谷市東方、旧ヨークマート深谷店[9]
  • 吹上店(埼玉県鴻巣市(旧吹上町))1995年(平成7年)8月期に競合店との競争で最盛期の約半分に売上げが落ち込む[59]など業績が低迷したため閉店した。
  • 宮原4丁目店(埼玉県さいたま市北区) - 【2010年(平成22年)4月12日18時閉店】 旧ライフ宮原店への居抜き出店。
  • 原山店(埼玉県さいたま市緑区、長崎屋地下食品売場)長崎屋ドン・キホーテ浦和原山店に2010年(平成22年)5月1日に転換したのを機に地下食品売場を直営化したため閉店した[60]
  • 盆栽店(埼玉県さいたま市北区) - 【2012年(平成24年)10月10日18時閉店】1977年(昭和52年)2月 開業。

 昭和50年代後半、埼玉県住宅供給公社がJR東北本線土呂駅駅前に建設するショッピングセンター(以下SC)内のキーテナントとしての指名を得る事に成功し、社長の正野主導で移転計画が進められた。しかし埼玉銀行(現在の埼玉りそな銀行)から創業家の負担が大きい融資条件が提案されると、筆頭株主で当時は非常勤取締役だった井原實を中心とした拡大路線慎重派が反対し計画は頓挫。既に諸々の仮契約が締結されていたことから地元の不信感が高まり経営に悪影響が及ぶ事態を避ける為、正野は土呂SC移転白紙撤回の責任を取る形で社長を辞任し会長職に退いた(正野から社長辞任の意向を伝えられた井原實は、土呂SC進出計画の撤回が自分自身の筆頭株主としての判断だったにも関わらず「それほどまでしないでもいいんじゃないですか」とコメントするにとどまったという)[55]。土呂SCには東武ストアが進出。1986年(昭和61年)に東武マインがオープンし、盆栽店はわずか800メートルの距離に出来た大型競合店に長年苦しめられる事になった。

 東日本大震災後の2011年後半〜2012年前半にかけてはヤオコーオーケーが相次いで近隣に進出。元々Yバリューの中でも売場面積が小さい店舗だった為か大規模な改装等のテコ入れは行われず、競合店対策は店長・主任の裁量に委ねられた。競合進出から比較的早いタイミングでの撤退の要因の一つとして、賃料交渉の難航なども考えられる。

  • 東浦和店(埼玉県さいたま市南区大谷口) - 【2011年(平成23年)5月15日閉店】[61]
  • 草加店[9](1996年(平成8年)9月開店 、草加市氷川町172-10)2016年(平成28年)8月28日 17時 に閉店。

 東浦和店・草加店 ともに長年競合店の進出に苦しみ大掛かりな改装を行ったが、その効果は得られなかった。

県外店舗

栃木県小山市小山駅西口前のショッピングセンタービル「ロブレ」の地階にあったイズミヤ直営の食品・日用品売場が撤退し、イズミヤからアプローチを受けた与野フードが埼玉県外初店舗として地階跡地で1999年(平成11年)10月23日より食品スーパー「バリュー・フードガーデン(FOODGARDEN)小山店」として営業開始した[19]

開店を機に地元の老舗洋菓子店「クインズケーキ」(現在は千葉県勝浦市に移転)との繋がりができ、与野フード全体の予約クリスマスケーキにクインズケーキの商品が長年採用される等、他スーパーとの差別化に寄与する面もあった一方で、配属された与野フード正社員のほとんどが埼玉県内在住で生活基盤を県外に移す事も困難だった為、長時間の通勤を強いられる等の弊害も起きていた。

周辺スーパーの競争激化による売上不振で2005年(平成17年)7月に閉店。これにより、与野フードの店舗は再び埼玉県内のみとなった。


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