リグレー・フィールド 設備、アトラクション、演出

リグレー・フィールド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/15 23:24 UTC 版)

設備、アトラクション、演出

  • スコアボード:1937年完成。27フィート×75フィート。他の球場のスコアボードが電光掲示板になったり手動になったりと変わるなか、この球場のスコアボードは完成以来ずっと手動である。1941年には時計がボード上部に設置された。
    試合終了後、カブスが勝った場合は青い旗を、負けた場合は白い旗をボード上部に掲げていた。しかし、「白い旗は相手への完全降伏を連想させる」として、1990年代前半から勝ったときは白地に青で“W”、負けたときは同じく“L”の旗を掲げるようになった。
  • 電光掲示板:球場の開場100周年を機に、2015年から設置された。前述のスコアボードが歴史的なものであり安易に改修することはできないが、ファンに対して野球場で必要なものを問いかけると、「試合のリプレーや成績・歴史を見たい」として、これまで100年にわたり設置されなかった各種選手情報や、試合の生中継、およびリプレー映像を映し出すことができる映像装置を左中間側に設置した。但し、観客にキスを強要するサービスやファンに応援を促すようなメッセージなどは歴史的観点から流さないとしている[3]
  • セブンス・イニング・ストレッチ:7回表終了と同時に注目を浴びるのが、ネット裏にある地元シカゴの放送局WGNのブースである。ここで多彩なゲストが Take Me Out to the Ball Game を歌う。元々は球界きっての名物アナウンサーのハリー・ケリーが歌っていたが、ケリーが1998年2月18日に亡くなってからはゲストを迎えるようになった。
  • 2013年から5億7500万ドルをかけてブルペン移設、クラブハウス改修、観客席増設、デジタルボード設置[4][5]

  1. ^ 福留の舞台 リグレーの“名物””. スポーツナビ (2008年5月13日). 2018年10月26日閲覧。
  2. ^ "Wrigley Field", Ballparks by Munsey and Suppes
  3. ^ ただ今、工事中!新装(途中)開店したナ・リーグ最古の球場(2015年4月7日 J SPORTS 10月17日閲覧)
  4. ^ 『2017年MLB選手名鑑 全30球団コンプリートガイド』日本スポーツ企画出版社〈スラッガー〉、93頁
  5. ^ 『2019年MLB選手名鑑 全30球団コンプリートガイド』日本スポーツ企画出版社〈スラッガー〉、91頁
  6. ^ 出野哲也 「歴史が動いた日-1988年8月8日 リグレー・フィールド初のナイトゲーム」 『月刊スラッガー』107号、91頁、日本スポーツ企画出版社、2007年。
  7. ^ 藤澤文洋 『やっぱり凄い メジャーリーグ大雑学』 講談社<講談社+α文庫>、ISBN 4062564297、2000年、224頁。
  8. ^ “ヤギの呪い”は解けていない!? WS制覇で初めて破られるカブスのジンクス full-count 2016年10月23日
  9. ^ “カブス 71年ぶりのWシリーズ進出! 「ヤギの呪い」のジンクス破る”. Sponichi ANNEX. スポーツニッポン新聞社.. (2016年10月23日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/10/23/kiji/K20161023013589360.html 2016年10月24日閲覧。 
  10. ^ カブス108年ぶり世界一 ヤギの呪い解けた - 日刊スポーツ、2016年11月3日
  11. ^ Jordan, Bastian; Carrie, Muskat (2016年11月2日). “Cubs are heavy wait champions!” (英語). Major League Baseball Advanced Media. http://m.mlb.com/news/article/207938228/chicago-cubs-win-2016-world-series/ 2016年11月5日閲覧。 
  12. ^ nikkansports.com(日刊スポーツ)2009年1月2日 野球場で初の公式戦開催/NHL






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「リグレー・フィールド」の関連用語

リグレー・フィールドのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



リグレー・フィールドのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのリグレー・フィールド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS