マニアックマンション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/20 17:14 UTC 版)
スタッフ
- オリジナル版
- ゲーム・デザイナー、テキスト:ロン・ギルバート、ゲイリー・ウィニック
- プログラム:ロン・ギルバート、デヴィッド・フォックス、カール・メイ
- アート、アニメーション:ゲイリー・ウィニック
- サウンド・エフェクト:クリス・グリッグス
- 音楽:クリス・グリッグス、デヴィッド・ローレンス
- ファミリーコンピュータ版
- ルーム・コーディネート:H.ODACHI
- キャラクター、オープニング&エンディング・デザイン:MISTY MORNING STRANGER
- プログラム:MOTOKO、M.NOJIRI、AABAN、Z.G!
- 音楽、サウンド・エフェクト:多和田吏
- ゲーム・プラン:M.WASHIYA
- プログラム・サポート、プロデュース:H.NUNOKAWA
- スペシャル・サンクス:A.YOSHIDA
評価
評価 | ||||||||||||||||||||||||||
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- ファミリーコンピュータ版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計27点(満40点)[4]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.45点(満30点)となっている[2]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.22 | 3.04 | 2.88 | 2.87 | 3.11 | 3.33 | 18.45 |
関連作品
続編
1993年に発売されたマニアックマンションの続編。仲間キャラの1人であったバーナードが主人公で、マンションの住人については当作でも引き続き登場する。
また、DOS版のデイ・オブ・ザ・テンタクルではエジソン邸にあるパソコンを操作することで本作をプレーすることができる。
また、本作のプログラム言語であるSCUMMは1998年に使用が中止されるまで、様々なゲームソフトで用いられた[1]。
カメオ出演・ゲスト出演・精神的続編
- ザック・マックラッケン
ザック・マックラッケン(Zak McKracken and the Alien Mindbenders)はマニアックマンションに続いてルーカスフィルム・ゲームズが発表したアドベンチャーゲームである。
このゲーム中にはメテオの指名手配ポスターなどマニアックマンションに関連するジョーク等が散見される。一方、マニアックマンションの後期バージョンには、ザック・マックラッケンの宣伝ポスターが登場する。また、本作(IBM-PC後期バージョンなどザック・マックラッケン発売後のバージョン)のゲーム展開によってはザック・マックラッケンのオープニングテーマを聞くことができる。
- インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
同名の映画をルーカスフィルム・ゲームズ自身がアドベンチャーゲーム化したもの。主人公ジョーンズ博士の大学の部屋にはメテオのかけらが保管されている。
- Full Throttle
ルーカスアーツが1995年にリリースした"Full Throttle"では、本作のラザー、シド、ウェンディ、マイケルが(主人公と対立するモーターサイクルギャングのメンバーとして)ゲスト出演している[注釈 8]。
- Thimbleweed Park
本作のデザイナーであるロン・ギルバート、ゲイリー・ウィニックの両者によって2017年に発表されたアドベンチャーゲーム[10]。デイブとサンディ(によく似た人物)が登場するなど、本作のパロディが散見される。
テレビドラマ
本作の設定を一部流用したコメディTVドラマ「マニアック・マンション」が1990年から1993年にかけてカナダのYTV及びアメリカの ファミリー・チャンネルで放映された。また、日本国内では当ドラマのうち4エピソードを収録したビデオが HRSフナイより発売されている(品番: H158V158)。
当ドラマでは自宅に墜落した隕石を研究する科学者フレッド・エジソンとその家族を主人公としている。フレッド以外の家族の名前や家族構成は原作ゲームとは異なっており、例えば夫妻の子供はティナ、アイク、ターナーの一女二男である。またエジソン夫人の弟ハリー・オルカとターナーと蝿がザ・フライのように物質転送機の事故で部分的に融合してしまい、ハリーは蝿の胴体に人間の頭がついた蝿男(サイズは蝿サイズ)に、幼児のターナーは中年男性の姿に変貌している。
当ドラマで初出となるDr. フレッドの名字「エジソン」は本作の続編ゲームであるデイ・オブ・ザ・テンタクルにも採用された。
注釈
- ^ 例えば、ヒントポスターには人生相談の回答という形でありがちな鍵の隠し場所が示されており、ゲーム中でも実際にその場所に鍵が隠されている。
- ^ King's Questやアクションゲームのようにカーソルキーやコントローラで直接キャラクターを移動させることはできない。
- ^ ファミコン版ではこの動詞はないが、Bボタンを押しながらポインタを移動させることで同様のことができるようになっている。
- ^ King's Questにおいても「物を取る」などの移動以外の操作については"GET OBJECT"といった英文のコマンドをキーボードから直接入力する必要があった。
- ^ 開発者よりバックアップシステムでないことへのお詫びのメッセージが出る裏技もある。
- ^ 米国では郵便受けを使って郵便を送ることができるため。
- ^ 無くなったのは"What is"、"Unlock"、"Fix"。ただし他の脚注にも記載されているように"What is"については代替の操作方法が存在する。
- ^ 当作のエンディングロールでは4名の名前がクレジットされている。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “[GDC 2011]「Maniac Mansion」の制作者が語る,LucasArtsが手探り状態でヒット作を作るまで”. www.4gamer.net. Aetas (2011年3月5日). 2020年4月21日閲覧。
- ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、196頁。
- ^ Reed, Kristan (2007年10月26日). “Maniac Mansion Review”. Eurogamer. 2011年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月12日閲覧。
- ^ a b “マニアックマンション まとめ [ファミコン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2015年4月19日閲覧。
- ^ a b c “Maniac Mansion for Amiga (1989)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年5月27日閲覧。
- ^ “Maniac Mansion for Apple II (1989)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年5月27日閲覧。
- ^ a b c “Maniac Mansion for Commodore 64 (1987)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年5月27日閲覧。
- ^ a b “Maniac Mansion for DOS (1988)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年5月27日閲覧。
- ^ a b c “Maniac Mansion for Atari ST (1989)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年5月27日閲覧。
- ^ Inc, Aetas. “「マニアックマンション」の精神的後継作にあたる「Thimbleweed Park」の最新トレイラーが公開”. www.4gamer.net. 2020年4月21日閲覧。
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