マツダアンフィニ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/24 02:19 UTC 版)
ラインナップ
初期
ラインナップはこれまでの「ルーチェ」や「カペラ」といったペットネームを廃止し、専売車種はすべてアルファベットと数字の組み合わせで展開するというシステムを取っていた。各車種のアルファベットである「MS」は、英語で「大いなる思い」という意味の「Megalo Spirits」のことである。
また、同時にマツダブランドで売られていたマツダ・MPVはマイナーチェンジして「アンフィニ・MPV」に、マツダ・サバンナRX-7はRX-7として3代目のFD3S型へフルモデルチェンジして「アンフィニ・RX-7」へ名称変更した[5]。発売当初は「マツダ店」との併売だったマツダ・センティアは[6]、デビュー僅か半年後に「アンフィニ・MS-9」が発売されたことで、マツダ店専売車種になった。
マツダ色を完全に消してブランド専売体制を志向していたが、実際は一部車種がマツダブランド(マツダ店との併売)を含んでいた。
店舗統合後
マツダアンフィニ店となってからは、旧ユーノス店のユーノス・ロードスター、ユーノス・プレッソがラインナップに加わったが、この2車のみはマツダブランドに変更されずそのまま販売された。プレッソは販売終了後消滅したが、ロードスターはモデルチェンジ時に「マツダ・ロードスター」に名称変更した。
また、ユーノス店で扱っていたシトロエン車も、当時マツダが正規輸入権を持っていたために旧ユーノス店だった店舗にて販売されていたが1998年、正規輸入権の終了に伴いマツダでのシトロエン車販売を終了した。
売れ行きが悪い地方ではマツダアンフィニ店とマツダ店が統合され、RX-7がマツダ店で売られていたことがあった。
前述のとおりRX-7・ロードスターはマツダアンフィニ店の専売車種であったが、RX-7の後継車のRX-8はマツダ店との併売となり、ロードスターもこの頃(2003年頃)からマツダ店でも取り扱うようになった。また、2004年にはマツダオートザム店の専売であった軽自動車も全系列で取り扱うようになった[7]。その後、マツダ店専売であったタイタンをマツダアンフィニ店で取り扱うようになってからはマツダアンフィニ店とマツダ店は完全に同じラインナップとなり、国内向けの全マツダ車が買えるようになった。
- ^ “国内5チャンネル体制の展開と経営危機【マツダ100年史・第25回・第7章 その3】”. clicccar.com. (2020年7月25日)
- ^ a b “沿革(1990年~1999年)”. マツダ株式会社. 2016年9月15日閲覧。
- ^ 「日刊自動車新聞」1991年2月7日分記事より
- ^ 一部地域のマツダ店では「アンフィニ事業部」としてアンフィニ店も運営していた。
- ^ “マツダの名車たち RX-7(1978年~) 第3章:開発の軌跡 FD/13B Rotary[1991~]”. マツダ株式会社. 2016年9月15日閲覧。
- ^ “アーカイブされたコピー”. 2014年7月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年10月19日閲覧。
- ^ “沿革(2000年~2004年)”. マツダ株式会社. 2016年9月15日閲覧。
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