ナイツ 〜星降る夜の物語〜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/29 14:44 UTC 版)
ジャンル | アクションゲーム |
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対応機種 | Wii |
開発元 | ソニックチームUSA |
発売元 | セガ |
人数 | 1 - 2人 |
メディア | Wii用12cm光ディスク |
発売日 |
2007年12月13日 2007年12月18日 2008年1月 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:7 |
デバイス | ヌンチャクコントローラー対応 |
エンジン | AGEIA PhysX |
その他 |
ニンテンドーWi-Fiコネクション・お天気チャンネル対応 ワイド表示(16:9)・プログレッシブ出力対応 |
プロデューサー・ディレクター・リードゲームデザイナーは前作のゲームデザインを手掛けた飯塚隆、アートディレクター・リードキャラクターデザインは前作のキャラクターデザイン(ナイツを除く)を手掛けた星野一幸、音楽は前作を手掛けたササキトモコと幡谷尚史が担当している。
最後にセガサターンで発売された体験版的ソフトである『クリスマスナイツ』以来、実に11年ぶりに続編が発売されたゲームソフトである。
予約購入キャンペーンとして「ナイツ・パペッチフィギュア」が貰えるキャンペーンを行っていた。
世界設定
人々が眠りにつくとみることができることがある「夢」。「夢」とは「ナイトディメンション」と呼ばれる我々の現実世界とは異なる異世界のことである。希望、勇気、純粋、知性、成長の5つの意識と光「イデア」を合わせて、この空間に夢の世界である「ナイトピア」を創造させている。
しかし「夢」は楽しいものばかりではない。光があれば、闇があるように楽しい「夢」があればまた「悪夢」も存在しており、それが悪夢の世界「ナイトメア」のことである。「ナイトメア」を創造したワイズマンは魔物たち(ナイトメアン)を生み出し、「ナイトピア」を侵攻していくのだった。ベルブリッジに住む2人の少年少女であるウィリアムとヘレンも「イデア」を奪われ、毎晩、悪夢にうなされていたのだった。
からっぽになってしまった夢の世界をさまよい歩くうちに2人はナイツと長老オウルと出会い、「ナイトピア」が「ナイトメア」によって消滅させられようとしていること、2人の中には今も勇気の「イデア」だけが残っていることを聞かされる。戸惑いながらも2人は自分たちの夢を取り戻すため、ナイトピアを救うことを決意するのだった。こうしてナイツと2人の少年少女による「夢」と「勇気」の物語が始まるのだった。
ムービー
Wiiの綺麗な映像に加え、前作では登場人物が具体的に喋ることはなかったが、今作から喋るようになった。洋画DVDのような演出が施されており、言語の音声は英語で固定、字幕を日本語、英語など6か国語で変更が可能。
主要人物
- ナイツ(NiGHTS)
- 声:Julissa Agueria
- ワイズマンの生み出した、ファーストレベルのナイトメアン。ナイトメアンゆえにクレイジーな一面も持つが、本人は束縛と命令を何よりも嫌う自由人であり、大好きなナイトピアを消し去ろうと企むワイズマンに反感を抱いている。ゆえに、悪夢に迷い込んできたウィリアムとヘレンに手を貸し、共にワイズマンに立ち向かう。
- 高い飛行能力を持つとともに、夢を見ている人間「ビジター」とデュアライズ(同化)し心と体を一つにすることができる。また、周囲の環境に合わせて自分の姿を変えることができる。
- 前作までは夢語と呼ばれる造語で喋る設定だったが、本作では、ウィル、ヘレンの母国語に合わせて喋る設定になったため、ナイツをはじめ一部の住民は英語で喋る。
- ウィリアム・テイラー(William Taylor)
- 声:Riley O'Finn
- ゲーム内では愛称の「ウィル」で表記される。ベルブリッジの郊外に住む12歳の少年。少年サッカーチームに所属しているが人並外れた運動神経を持つ彼はそれ故に、同じ年のチームメイトよりも父親とサッカーをすることが多かった。そのため本当に親友と呼べるような存在は無く、孤独な存在であった。彼の唯一の心のよりどころは尊敬する彼の父親であった。そんな父親が遠いところへ転勤してしまったことをきっかけに彼は悪夢にうなされるようになる。
- ヘレン・カートライト(Helen Cartwright)
- 声:Victoria Ashby
- ベルブリッジの中流住宅街に住む12歳の少女。小さな頃から母親にヴァイオリンを教えてもらっていたが、12歳という年齢からわかるように彼女は思春期を迎えていると共に母親に対する反抗期を迎えていた。それ故、彼女は母親やヴァイオリンに対しても距離を置くようになる。そんな思春期特有の心の葛藤と矛盾、大好きな母親への罪悪感から彼女は悪夢を見るようになる。
- リアラ(Reala)
- 声:Casey Robertson
- ワイズマンが生み出したファーストレベルナイトメアン。容姿と能力こそナイツに似ているが性格はナイツとは正反対で、卑劣で残忍である。身に着けているペルソナ(仮面)は、ワイズマンから忠誠の証として与えられたもの。前作に登場した時と服装と手の指の形状が異なっている。また、前作ではボス戦と2P対戦のみの登場だったが、今作では出番が大幅に増えており、ワイズマンの命令でナイツを陥れようと幾度となく現れる。
- ワイズマン(Wizeman)
- 声:Roger L. Jackson
- ナイトディメンションで最初に生まれた知的生命であり、悪夢の世界「ナイトメア」の創造主。ナイトピアを消し去ることを目的としており、魔物たちであるナイトメアンを生み出し、ナイトピアを侵攻していく。前作と同様、鉄兜のような頭に実体の無い体、怪しく輝くマントを着用しており、体から離れた目玉の着いた6つの手を持っているが、全体的に暗めの彩色で、手の平の目玉がギョロギョロと動く。さらに巨大な姿を何度か見せており、前作より不気味さと威圧感が増している。また、手の目玉は感情が高ぶると赤く変色する。
- オウル(Owl)
- 声:Jeff Kramer
- ビジターの前に現れるフクロウ。自由奔放なナイツに手を焼きながらもウィルとヘレンをイデアへ導く。ヨーロッパ訛りのような英語で喋る。
- ナイトピアン(Nightopian)
- 声:ササキトモコ
- “ピアン”とも呼ばれるナイトピアの住民。楽しいことが大好きで、ステージのいたるところに出没している。ナイトピアン独自の夢語で喋る。声は前作に引き続き、参加ミュージシャンであるササキがナイトピアンの声を担当している。
- 1 ナイツ 〜星降る夜の物語〜とは
- 2 ナイツ 〜星降る夜の物語〜の概要
- 3 ゲームの目的
- 4 操作体系
- 5 主題歌
固有名詞の分類
アクションゲーム |
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