チェリー (パチスロ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/14 22:38 UTC 版)
歴史
リバティ・ベル・ガム・フルーツにおいて、初めてスロットマシンの絵柄にフルーツが登場することになった[29]。
採用された絵柄群は、ベル オレンジ プラム レモン スペアミントの葉 横長の棒状シンボルの6種類で[29]、フルーツはガムの味の種類を示しており、誕生したフルーツ絵柄は、現在のスロットマシン(パチスロ)の共通絵柄として、当時のガムのブランド・マークと共に、現在まで100年以上に渡って脈々と受け継がれることになった[29]。
が、スロットマシンの最も象徴的な絵柄である「チェリー」は[29]、上記の中に存在していない。
チェリーはリバティ・ベル・ガム・フルーツと同年に発売した、ガムの自販機が付かないタイプのスロットマシンであるオペレーターズ・ベルで「スペアミントの葉」が「チェリー」に置き換えられことから始まりであった[29]。
現在ではスロットマシンのシンボルと言える「チェリー」も、当初から存在していたものではなかったことがいえる[29][いつ?]。
その他
「1リールのみで入賞が確定する小役」があるのは現在では当たり前だが[要出典][要検証 ][疑問点 ]、かつて[いつ?]は「1リールのみで入賞が確定する小役」は特許になっており[要出典]、日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)の加盟メーカーしか使用することが出来なかった[要検証 ]。そのため、初めて日電協非加盟メーカーとしてパチスロを発売したJSI(日本回胴式遊技機工業)の第1機種目のオールドバーには「1リールのみで入賞が確定する小役」は無く[30][信頼性要検証]、後[いつ?]にこの特許の保護期間が終了したため[要出典]、現在では日電協非加盟メーカーの機種でも「1リールのみで入賞が確定する小役」を搭載することが出来る[31][信頼性要検証]。 4号機以降の日電協加盟メーカーの機種で「1リールのみで入賞が確定する小役」を採用していない機種はトゥエンティーセブン(山佐)、ちゅら姫SUN、らくちん沖姫(いずれもエレコ)、魁!男塾(ロデオ)などがあるが少数派である[要出典]。
また、4号機初期までは入賞総数の規制の算出方法が現在と異なっていたため[要出典]、「1リールのみで入賞が確定する小役」は入賞が確定するリールに最大2個までしか搭載することができず[要検証 ]、チェリーとそれ以外の小役を同一フラグにすることも認められていなかったためにチェリーは必ず取りこぼしの生じる小役であったが[要出典]、4号機途中[いつ?]でそれらが改正され[疑問点 ]、チェリーを3個以上搭載することやチェリーとそれ以外の小役を同一フラグにすることが可能になり[要出典]、すべての小役の取りこぼしがない台を作ることも可能になった[疑問点 ]。
- ^ 1ゲームの配当の上限は15枚と決められているため、配当が8枚のチェリーが上下段に止まったとしても、8枚の2倍である16枚ではなく、15枚しか払い出されない。
- ^ 中段チェリーを参照。
- ^ 対義語は連チェリー(れんちぇりー)である。
- ^ 単チェリーを参照。
- ^ シングルボーナスの集中役のこと。
- ^ ボーナスフラグにはシングルボーナスも含まれるため、意図的にこれを取りこぼして持ち越したまま単チェリーを数回出した後にシングルボーナスを揃えるとガセの集中を作ることが出来た。
- ^ めんそーれ(エマ)など
- ^ 巨人の星3アリストクラート)など
- ^ 例えば吉宗(大都技研)において単チェリーはボーナス確定(特定役解除)を意味する目となっている。
- ^ 例えば北電子のアイムジャグラーEXの場合は2確のリーチ目になっている。
- ^ 主役は銭形(平和)ではボーナス放出、大繁盛本舗(オーイズミ)ではボーナス放出+連荘モードへの移行抽選が行うことになり、ゲーム性に置いて、より大きなウェイトを占めることになった。
- ^ 例えば南国娘(オリンピア)など。
- ^ リーチ目になることがある。
- ^ 同じ中段チェリーでもBARが揃う場合と揃わない場合で別フラグとなっている機種もある(交響詩篇エウレカセブン2(サミー)など
- ^ 中リール中段にチェリーが止まると中段・右上がり・右下がりの3ラインで入賞するため、3倍の配当が得られる。
- ^ ウルトラマン倶楽部ではCT中に効率的な払い出しをしやすくするために黒い帯付きのチェリーが採用された。
- ^ CT中に効率的な払い出しをしやすくするために採用されたものである。
- ^ プレイヤーはBIG察知後にコインロスを承知で(BIG当選済みのためボーナス抽選がない)
- ^ 成立ゲームはリールのバックライトが派手にフラッシュする告知が発生する
- ^ チェリーの当選確率には設定差と小役カウンタによる確率の高低があったことから[要出典]、攻略上チェリーの当選で「青7を呼ぶ」ために、ベルをも意図的に取りこぼす打ち方をしなければならない(結果として報われない可能性もある)ケースも多々あった。
- ^ 変則押しをすると順押しよりもチェリーが入賞しやすくなっていたが、変則押しをするとペナルティが発生し、ATの抽選が受けられなくなっていた。
- ^ 左リールのチェリーは0枚小役扱いとなっている。
- ^ 有効ラインではない左リール上下段にチェリーが出現したときは、中段にハートつきベルが必ず出現するリール配列になる。
- ^ RT中でないときがチャンスタイムであり、高確率RT突入のチャンスとなっている。
- ^ その色のチェリーをはずすことでリプパンはずしができた。
- ^ 後に登場した機種では2色のチェリーの重複フラグを3種類用意し、告知がないときに2/3の確率でRTパンクとなるものも存在している。
- ^ 中段チェリー出現でスイカを否定した場合は赤7ボーナス確定のリーチ目となる。
- ^ エウレカセブン、サクラ大戦3など。
- ^ a b c d e f “パチスロ業界初まとめ ~はじめて物語・第1章・スロットマシンからパチスロへ【米スロットマシン~1号機】”. slothistory.com. 2021年8月3日閲覧。
- ^ 「2リールのみで入賞が確定する小役」が存在していた。
- ^ 尚、前述の話からも分かるように「1リールのみで入賞が確定する小役」を搭載するのは義務ではないが、パチスロの規則では入賞総数に規制があるため、「1リールのみで入賞が確定する小役」を搭載しないと役構成がかなり制約される。
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