タイムクライシス2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 21:20 UTC 版)
PlayStation 2版
2001年にはPS2に移植、発売された。PS2専用の銃型コントローラー、ガンコン2の対応ソフト第1弾タイトルでもあり、ガンコン2との同梱版から先に発売され(同時にガンコン2単品版も発売)、ソフト単品版はその後遅れての発売になった。
PS2版の特徴
- 移植にあたり、マシン(基板、ハード)スペックの向上に合わせて、グラフィックがリメイクされ、画質が向上。また、一部演出や描写の追加や変更も行われた。
- 文字フォントやゲーム画面の表示アイコンなども新たに変更や描き下ろしが行われている。
- ガンコン2使用時、通常はボタンでリロード(&隠れる)動作を行うが、ガンコン2をUSBに接続してある状態でさらにコントローラー端子に何らかのコントローラーが接続されていると、そのコントローラーのボタンが全てリロード動作を行う機能になる。これにより、アーケード版と同様の「リロードペダル(代わりのボタン)を踏む / 離す」操作を再現可能。
2人協力プレイについて
方式として以下の2種類が用意されている。なお、ゲーム内のクレジットは2人で共有となる。
- 「本体(ハード)とソフトとモニター(テレビ)をそれぞれ1つずつ、コントローラー2個使用する」方式:1台のモニターに2人分の2画面を表示する、コントローラー以外は1つずつのみで可能な方式。環境を整えやすいが、代わりにモニターの画面サイズにもよるが、必然的に1人辺りの画面が小さくなる。
- 「本体(ハード)とソフトとモニター(テレビ)とコントローラーをそれぞれ2つずつに加えてiLINKケーブルを使用する」方式:アーケード版と同様に1人で画面1台を扱える方式。それぞれに『タイムクライシス2』のディスクが入った本体2台同士の前面にあるiLINK端子同士を、iLINKケーブルで接続することでプレイできる(iLINK端子が搭載されている前期〜中期までの本体で可能[注 23])。コントローラーはそれぞれの本体にプレイヤー1人分の1個ずつを接続する。前述の方式と異なり狭苦しさは解消されるが、「本体・ソフト・モニター・コントローラー」一式を2セットも用意する必要があり、加えて場所も取るため(ガンコン2を使う場合はブラウン管モニターのみでしか使えないため、さらに場所を要する)、環境を整えるのに手間と費用と工夫が必要になり難しいものになっている。また、この方式による2人協力プレイでクリアした後のスコアランキングはセーブ不可能。
追加モード
追加要素として、ダブルガンモード、エクストラゲームス、クライシスミッションが追加された。
- ダブルガンモードは通常のアーケードモード(本編)を二丁拳銃で遊べるモードで、必要なコントローラー数は2つ。ガンコン2を二丁使用可能。ただし本編とは異なり、本作はPS2専用マルチタップやUSBハブに対応しておらずコントローラーを2つまでしか接続できないため、ダブルガンモードでの2人協力プレイは不可能。
- エクストラゲームスは様々なミニゲームが遊べるモードで、射撃訓練の「シューティングレンジ」の他、往年の同社で同ジャンルのエレメカアーケードゲームである『シュータウェイ2』と『クイック&クラッシュ』が収録という形で移植されている[5]。
注釈
- ^ 1人専用の『クライシスゾーン』と、2人協力プレイが可能だが通信仕様ではなく1台だけで可能な『レイジングストーム』は除く。
- ^ PS2版では樽を撃つと中から林檎や梨などの果物が飛び出て散らかる演出が追加されている。
- ^ 公式設定では「45VSSEスペシャル」という架空の45口径の特殊弾頭を使用している。アーケード版ではプロトタイプモデルの”フェーズII”、PS2版ではAN/PEQ-6 LAMを装着した市販モデルとなっているが、実銃のMARK 23にシルバースライドモデルは存在しない。
- ^ このため彼女自身もそれなりの戦闘能力を有していることがわかるが、当の彼女自身がアーケード版同様にVSSE本部にエージェントの派遣を要請していたことから、この時点での彼女は「自分単独で乗り切るのは困難な状況である」と判断していた様子。
- ^ 公式設定では10mm鉄鋼弾を使用するNDI社開発のサブマシンガンとなっている。
- ^ PS2版ではミサイルを振回す速度がアーケード版より大幅に早くなっている。
- ^ 公式サイトでは本名と誤記されている。
- ^ ただし、時間が経つとワイルド・ドッグ本人も得点兵も逃げる。
- ^ この際VSSEエージェントたちからは“そうかな”“違うな”と否定されている。
- ^ 隠しルートの黄兵は2人プレイ時は普通の青兵などになっている。
- ^ 原則として、2人プレイ時における1P(キース)ルートが左、2P(ロバート)ルートが右となる。
- ^ 2人プレイ時は青兵または隊長兵になる。
- ^ 背中には通信衛星用キットを装備している。
- ^ なお、正式稼動前に作成されたアーケード版公式サイトの画像では、ステージ1で紺の戦闘服の隊長兵が写っており、開発時のラフイラストにおいては、前作の隊長兵や今作の一般兵(茶)に似た焦げ茶色に着色されている。
- ^ 形状はマチェテに近い。
- ^ 開発時のラフイラストにおいては、ベージュに着色されている。
- ^ 外見は隊長兵で、アーケード版では昼間にもかかわらず、開発時の隊長兵と同じ紺の戦闘服(正式稼動版でのステージ3用と同一)を着用している。
- ^ PS2版では黄色兵が操縦している。ただしパイロットに撃ち込んで倒しても通常の黄色兵とは違い、5000点のボーナスが発生するわけではない。
- ^ あくまでも乗り込んで戦うだけで、搭載のミサイルランチャーをこちらが使えるわけではない。
- ^ 「Technology and service from underground to space. High Quality and relieve our fatigue.」と書かれている。
- ^ リチャード・ミラーが着用している黒い皮ジャケットに描かれているものと同一。
- ^ 420psを発生させる、2,500ccV型6気筒ツインターボ。実車のGTブローニュモデルの2,842cc水冷V型6気筒の193psから大幅なチューンアップが施されている。
- ^ 後期以降(品番がSCPH-50000以降)の本体ではiLINK端子が搭載されていないため不可能。
出典
- 1 タイムクライシス2とは
- 2 タイムクライシス2の概要
- 3 システム
- 4 ストーリー
- 5 登場人物
- 6 登場兵器
- 7 PlayStation 2版
- 8 トピックス
固有名詞の分類
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