ソフトボール 国際大会

ソフトボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 10:54 UTC 版)

国際大会

オリンピック

歴史

夏季オリンピックでは、1996年アトランタオリンピックにて、女子のみが男子野球と共に正式競技になった。当初はアトランタ大会限定とされたが、その後2008年北京大会まで開催された。

しかし、「五輪の肥大化に歯止めをかける」との国際オリンピック委員会(IOC)の方針により、2012年ロンドン大会では、野球と共に正式競技から外された。このため、関係者は2016年大会での復活を目指し、除外決定直後からPR活動を続けたものの、IOCは2009年8月13日、2016年大会の開催競技には加えないことを決定した。

これらの過程では、女子が盛んでない野球のジェンダー批判を低減するためソフトボールとの統合した国際競技連盟WBSCがつくられ統合競技「野球ソフトボール」として扱われている。競技からの除外については、共に日米などの一部主要国以外の国々(特に欧州)で普及度が高いとはいえないこと、さらに野球でメジャーリーグ選手の出場がなく、世界最高レベルの競技が行われていないことが理由とされている。復活が成らなかったのも同じ理由とされたが、当該決定において追加候補とされたゴルフは既に様々な“頂上決戦”が存在するのに、ソフトボールにとって頂上決戦は五輪しかなく、五輪で行われることによってより普及が図れるとして、関係者から異論が出された。2020年東京オリンピックでは、野球男子とソフトボール女子の1競技2種目が追加種目として、2008年北京大会以来の復帰が決定した。また、2024年パリオリンピックでは実施されないことが決定した。

ページシステム

  • 準決勝は予選の(A)1位と2位、(B)3位と4位が対戦し、(A)の試合の勝利チームは自動的に決勝戦へ、(B)の試合の敗者はその時点で負け抜けとなる。
  • 翌日、準決勝(C)として、(A)敗者と(B)勝者が決勝戦進出のもう1つの枠をかけて対戦し、その勝者が準決勝(A)勝者と優勝を争う。
    2004年のアテネ五輪では、準決勝3試合を8月22日の1日で一括して開催し、その翌日(23日)決勝を行った。
また2006年世界選手権(北京)では予選リーグの上位8カ国(各組4位まで)が出場しているため変則な方式が採用されている。
  • (準々決勝)
A1位vsB2位(A)、B1位vsA2位(B)→それぞれの勝者は自動的に準決勝進出。
A3位vsB4位(C)、B3位vsA4位(D)→それぞれの勝者は前者はAの敗者と(E)、後者はBの敗者と(F)それぞれ敗者復活戦を行いそこで勝てば準決勝進出。
準決勝進出チームは成績上4位以上確保のため北京オリンピック出場権獲得
  • (準決勝)
Aの勝者vsBの勝者(G)→勝者は自動的に決勝戦進出。
Eの勝者vsFの勝者(H)→勝者はGの敗者と3位決定戦(I)を行い、勝てば決勝戦進出。
  • (決勝戦)
Gの勝者vsIの勝者による対戦で優勝を決める。
(これらの詳細は このサイト を参照されたし)
なお、中華人民共和国は当大会と北京五輪のホスト国であるため、ベスト4に入った場合には規定により準々決勝敗者復活戦におけるEの敗者vsFの敗者による5位決定戦(勝者が北京五輪出場)を行う。

WBSC女子ソフトボールワールドカップ

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催している国際大会[3]。1965年に初開催[3]。第2回大会(1970年)から第11回大会(2006年)まで4年ごと、第12回大会(2010年)からは2年ごとに開催されている[3]。旧称「世界女子ソフトボール選手権大会」。

2018年大会の出場枠は16チーム

  • 開催国(1)
  • アジア(3)
  • オセアニア(2)
  • 北中南米(5)
  • ヨーロッパ(3)
  • アフリカ(2)

WBSC男子ソフトボールワールドカップ

ワールドゲームズ

IOC後援国際競技大会ワールドゲームズでは第1回大会ワールドゲームズ1981では男女の2種目実施され、その次のワールドゲームズ1985では女子1種目実施された。オリンピックから除外されたのちのワールドゲームズ2009ワールドゲームズ2013では女子種目が公開競技として実施され、ワールドゲームズ2022では男女の2種目が正式競技として実施される。


注釈

  1. ^ このルールは現在ファストピッチでも広がってきている。野球でいう申告敬遠にあたる。

出典

  1. ^ 世相風俗観察会『増補新版 現代世相風俗史年表 昭和20年(1945)-平成20年(2008)』河出書房新社、2003年11月7日、16頁。ISBN 9784309225043 
  2. ^ ソフトボール独特のルール - リエントリー(再出場)”. 日本ソフトボール協会. 2022年2月9日閲覧。
  3. ^ a b c 第16回世界女子ソフトボール選手権大会”. 市原市. 2020年5月7日閲覧。
  4. ^ 初心者でも楽しめる!ソフトボールのルールと各ポジションの特徴”. spoitスポイト. 2021年5月21日閲覧。






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