セグラ川 (エブロ川水系) セグラ川 (エブロ川水系)の概要

セグラ川 (エブロ川水系)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 01:38 UTC 版)

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セグラ川
リェイダを流れるセグラ川
水系 エブロ川水系
延長 265 km
平均流量 100.20 m³/s
流域面積 22,579 km²
水源 ピレネー山脈 北緯42度24分8秒 東経2度6分31秒 / 北緯42.40222度 東経2.10861度 / 42.40222; 2.10861 (source Segre)
水源の標高 2,400m m
河口・合流先 エブロ川 北緯41度21分42秒 東経0度18分15秒 / 北緯41.36167度 東経0.30417度 / 41.36167; 0.30417 (Ebro-Segre)座標: 北緯41度21分42秒 東経0度18分15秒 / 北緯41.36167度 東経0.30417度 / 41.36167; 0.30417 (Ebro-Segre)
流域 スペイン
フランス
アンドラ
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名称

古代ローマ人や古代ギリシア人にはSicorisとして知られており、アラブ人にはNahr az-Zaytūn/نهر الزيتون(オリーブの川)として知られていた[1]

流路

エブロ川水系におけるセグラ川の流域
ピレネー山中にセグラ川が形成する谷
ウルジェイ運河

フランス領

その水源はフランスのピレネー=オリアンタル県にあるセグラ峰の北側斜面であり、この地点は北カタルーニャセルダーニュ・フランセーズ英語版(アルタ・サルダーニャ)郡に含まれる[2]サルダーニャ(セルダーニュ)渓谷に沿って西に流れ、フランスのサイヤグーズフランス語版を通ってからフランス国内にスペイン領の飛び地として残るリビアに入り、再びフランス領に戻ってブール=マダムを流れる。

スペイン領

フランス=スペイン国境を超えてバッシャ・サルダーニャ郡のプッチサルダーを流れ、ラ・セウ・ドゥルジェイまで西流すると、そこでアンドラ公国から流れてきたバリラ川英語版が合流する。アンドラ公国は国の全域から流れてきた川がアンドラ・ラ・ベリャで合流してバリラ川となり、アンドラ公国に降った雨は北東部の一部を除いてすべてがバリラ川を経由してセグラ川に集まっている。

ラ・セウ・ドゥルジェイからはピレネー前景部を南に流れ、カタルーニャ州西部の山岳部を流れる。渓谷に沿っていくつかのダムが建設されており、ウリアナ貯水池やリアルブ貯水池が形成されている。これらのダムでは水力発電を行っており、電力はカタルーニャ州沿岸部の工業地帯に送電されている[3]。山岳部を抜けると南西に向きを変えるが、本流からはリェイダの町の先までウルジェイ運河スペイン語版が分岐し、大きな河川がないリェイダ県東部に飲料・灌漑用水を供給している。

リェイダ

バラゲーとリェイダの間で、ノゲラ・リバゴルサナ川英語版という大きな支流を集める。セグラ川はリェイダの市街地を2つに分割しており、リェイダは何度かの洪水(直近は1970年代末)を経験している。リェイダの町を流れるセグラ川には数多くの橋が架けられている。ベイ橋、フェロカリル橋(鉄道橋)、ノウ橋(新橋)、ウニバルシタ橋(大学橋)、パルディニャス橋、プリンセプ・ダ・ビアナ橋(ビアナ公橋)、ルエファ橋、マリスタス橋、オンセ・ダ・サテンブラ橋(9月11日橋)、パルディニャス橋、リセウ・アスコラル橋などが架かっている。エブロ川まで数キロの地点で最大の支流であるシンカ川と合流し、メキネンサでエブロ川の本流に合流する[3]

支流

主要な支流としてバリラ川英語版(アンドラ公国)、ノゲラ・パリャレサ川英語版ノゲラ・リバゴルサナ川英語版シンカ川がある。

ラ・ミトゥハナ自然公園近くにはダムが建設されている。アルス・カンプス・アリシス自然公園はセグラ川に隣接している。


  1. ^ Nuzhatul Mushtaq”. Wikisource. 2015年11月11日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ Géoportail”. Géoportail. 2015年11月11日閲覧。
  3. ^ a b 谷岡武雄 1995, p. 513.


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